ボストン交響楽団演奏会

さあ、春の遠征シリーズ第3弾、ボストン交響楽団です! 本拠地のフェンウェイパーク、ではなくてシンフォニーホールでの、定期演奏会。指揮は常任のレヴァイン、でもお忙しいのか、今シーズンはこれで最後だそうで。プログラムは、

James Levine, conductor
Alfred Brendel, piano

Program
MOZART: Symphony No. 25
MOZART: Piano Concerto No. 17 in G, K.453
SCHULLER: Seven Studies on Themes of Paul Klee
RAVEL: Daphnis et Chloe, Suite No. 2

まずは前半戦、Mozart。私が比較的苦手としているプログラム。Mozartの交響曲25番は、超有名。編成は4.5-4-4-3-2、Ob2 Fg2 Hr4. 比較的しまった響きに聴こえる演奏。ちょっと途中意識ないんだけど、好演と思う。次はピアノ協奏曲第17番。ピアノはブレンデル。一緒に行った先輩は、「あの音が出せるのがスゴイ」という評であったが、私にはよくわからん・・・編成は、4-4-4-3-2, Fl1 Ob2 Cl2 Fg2。あんまりピアノが出てこない曲じゃん、というのは、前の週にラフマニノフ聴いちゃったからかな。こういう小さめの編成の曲がイイ感じに聴こえるホールである。ここで休憩。
後半戦の1曲目は、シューラーの現代曲。ホントは世界初演の曲をやるはずだったようだが、作曲が間に合わなかったのか、同じ作曲家の古い曲を持ってきた。作曲家も来ていたよ。何か挨拶してた。編成は7-6-6-5.5-4, Fl2 Picc1 Ob2 Engl2 Cl2 Bcl1 Fg2 CFg1 Hr4 Tp3 Trb3 Tub1 Harp2 Timp1 Perc5と、大編成。曲は、ホントの現代音楽。動物の鳴き声みたいな擬音もあったし、賑やかな曲。でも、面白い音がすると、観客が笑うんだよね。ここ、笑うとこ?とちょっと思ったりもした。
そして最後は、待ってましたダフクロ2組! 編成は、7-6-6-5.5-4, Fl3 Picc1 Ob2 Engl2 Cl2 EbCl1 BCl1 Fg3 CFg1 Hr4+1 Tp4(3+1?) Trb3 Tub1 Harp2 Timp1 Perc6。フル編成。管はさすがの演奏。パントマイムの木管ブラボー。「夜明け」みたいな曲は、このホールの音がもわっとして溶け合う感じ(*天井桟敷での感想)なもんで、非常に効果的になる。だから、「全員の踊り」みたいに賑やかな曲は、音がハッキリしない演奏になってしまう。でも、金管は比較的シャッキリ聴こえた部分もあるから、かなり頑張って吹かなきゃならんのだろうな。アリーナ席(?)だとまた聴こえ方も違うのだろう。
で、最後のダフクロ、次のシーズンに全曲演奏をやるもんで、前フリみたいなもんらしい。確かに、秋のプログラム、カーネギーホールでもやる演奏に入ってる。行きたいな・・・