クリーブランド管弦楽団

週末は、オハイオ州クリーブランドへ遠征です。目的は、クリーブランド管弦楽団のコンサート。曲目は、マーラーの「復活」。5月にフィラデルフィア管弦楽団で聴いていたのに、あんまりよく分かんなかったので、少し勉強して再挑戦。

Mahler Symphony No. 2 ("Resurrection")
 The Cleveland Orchestra
 Franz Welser-Möst, conductor
 Malin Hartelius, soprano
 Bernarda Fink, mezzo-soprano
 Cleveland Orchestra Chorus

クリーブランド管弦楽団のホームグラウンド、Severance Hallは狭いので、ステージ上は立錐の余地もなし。席は35ドルの天井桟敷。チケットを押さえたタイミングが良かったのか、ほぼセンター。ただ、前の席の男性の背(座高)が高かったので、あんまりよく見えない時もあり。一応、スコア持参で行ったが、スコアを開く時間的余裕はなかったよ。
編成は弦5部が9-8-5.5-5.5-4.5っていうのは、よっぽどViolaパートが自信があるのか、単に人数が足りてないのかは不明。打楽器群はTimp2+Perc3で、Offstageのパーカッションもこの人たちが担当してたから出入りが多くて大変そうだった。Off stageのBrassはカーテンコールでも舞台上には出てこなかったので、何人でやっていたのかは不明。管楽器の編成は編成はスコア通りと思うが、最初は7人だった舞台上のHrが、終わり近くには8人に増えてた。いつの間に入ってきたんだろ。
女声のSolo,アルト(コントラルト)が素晴らしい。ソプラノも立派な出来。5楽章の合唱団、男声が素晴らしく、特に男声だけになる部分が一番のポイントだったと思う。演奏自体は、アンサンブルもまとまっていて大きな事故もなく、特に木管が良かったように思う。OffstageのHrが乱れがちだったのは、offstageの難しさもあるだろうな。弦は、Vaの少なさを特に感じることは無かったし、アンサンブルもまとまっていたと思う。金管、Tubaが日本人らしかったのが何だかウレシイ。Hr, Trb, Trpのトップの方々はとても素晴らしい。
曲自体が大盛り上がりな曲なので、もちろん終演後はブラボー&スタンディングオベーション。大変満足な演奏会でした。