遺族の意見陳述

・・・というのがあったらしい。詳細は色んなサイトに出ているので省略。リンクだけ張っとく。
福島県立大野病院事件第12回公判(速報)|ロハス・メディカル ブログ
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2008/01/post_f140.html
産科医療のこれから: 第12回大野事件公判!
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%C2%E8%BD%BD%C6%F3%B2%F3%B8%F8%C8%BD%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6%2808%2F1%2F25%29
上記記事中や、コメント欄に、医師側の意見は沢山書いてあるので、私が余計なことを述べる必要はなかろう。一つだけ言うとするなら、「責任を取って欲しい」という遺族の発言だが、それが懲役を意味するのか、有罪執行猶予でもいいのか、その「責任の取り方」を明確に発言して頂きたかったと思う。もし、母体死亡なら懲役、で責任が果たされるというなら、それを明らかなルールにして頂きたいところだ。産科医はいなくなるだろうけど。
この事故の後も1年以上にわたって一人医長で黙々と勤務を続けたK医師は、責任を取ったことにはならないのだろうか。母体死亡は遺族のみならず、担当した産婦人科医も少なからず心に傷を負い、人によってはそれを機に医師を辞めてしまうこともある。辞めないにしても、転勤することで何とか医師を続けている、そんな人もいるに違いない。人手が無い、代わりがいないとはいえ、事故の起こったその同じ病院で、黙々と勤務を続けていたK医師の姿は、同じ産婦人科医としては頭が下がるばかりである。それでも彼は、責任を取ってはいないのだろうか。私のこの思いは、同業者が庇っているにすぎないのであろうか。