SKF松本・オペラ公演「利口な女狐の物語」

サイトウ・キネン・フェスティバル松本の今年のオペラ公演はヤナーチェク作曲の「利口な女狐の物語」でした。こういうマニア系オペラを見るのは、1996年公演のプーランク作曲「ティレジアスの乳房」以来かな、と思います。何が大変って、予習がね。スコアを買おうとすると高い(よって今回は買ってない)、日本語字幕つきDVDの種類は少ない、等々。唯一手に入るDVD(パリ・シャトレ座 ヤナーチェク:歌劇《利口な女狐の物語》全曲)を買って、公演前数日で予習しました。
オケの編成は、6-5-4-3-2, Fl (&Picc)4, Ob2, Engl1, Cl2, BCl1, Fg3(Cfg1), Hr4, Tp3, Tb3, Tub1, Timp1, Perc4, Celesta, Harp.という、オペラにしてはかなり大きな編成。4階席だったので、見えてないところもあるので間違ってたらすみません。ヤナーチェクサウンドはあまり聴いたことがないですが、嫌いな感じではないです。むしろ好きかも。オーケストラは若干ミスはありましたが、好演だと思います。聴き込まれたオペラならそうはいかないかもですが。
動物が沢山出てくる話なので、歌い手さんも着ぐるみで大変そうです。中の人乙です。4階席なので着ぐるみを着てなくても歌い手さんの顔は判別しにくいですが、今回はもっとワカラナイですね。誰が誰だかサッパリ分かりませんでした。いつもなら、オペラ公演の後は、楽屋口にサインをもらいに行ったりするんですが、スコアを手に入れなかったことと、楽屋口で歌い手さんに会ってもどの役の人か多分わからないだろう、ということで今回は行きませんでした。
今年のマーラーも聴きたかったけど、今年はこれでオシマイ。また来年を楽しみに。