そこまで言わんでも

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 たいていの場合、紹介状書く側は、後方病院の医師を「自分以上の存在」なんて持ち上げる。恐らくは患者さんの期待値は必要以上に高められて、患者さんの安全装置は外される。優しい外来のやさしさに触れて、「それ以上」を期待したご家族は、期待のギャップに対峙して、救急外来で「爆発」してしまう。

 「榴弾の安全ピンはうちで抜いておきましたから、爆弾の処理お願いします」なんて、紹介状をもらった患者さんは、しばしばすごく危険な状態になって、救急外来にやってくる。

 どうせ紹介してくれるなら、むしろ「次に紹介する病院の医師は、対人コミュニケーションに著しい問題を抱えた屑野郎ですが、残念ながら近隣施設でベッドを抱えた医師は奴しかいません。いろいろ難癖付けてあなたに不愉快な思いをさせると思いますが、こっちが怒ったら負けです」ぐらいのことを患者さんに言い含めてくれると、いっそ受けるほうも楽なんだけれど。

最後の段落に爆笑。