タマシイの叫び

先日も紹介した,若手産婦人科医くんのブログ。今日の記事は,産婦人科の現状を,的確に表現している。うん,現場の叫びだよね。もう細かくコメントはしないので,行って読んでください。某学会のメーリングリストでも,私と同世代の医師がやはり産婦人科撤退の現状(彼の場合は過疎地だったけど)を書いていた。ブログその他の表現方法が出来たおかげで,新聞とか雑誌で取り上げられる目立った人たちじゃなくて,名も無き末端の医師(いや,名前はあるだろうけど)の実情が,彼らの言葉で語られるようになったので,いいことなんだろうけど,もうどんどん壊れていっているのが悲しい。私自身も,数年前はそんな現場にいたものだが,今現場にいる先生方に比べてよっぽど根性がないので,早々に撤退してしまって今では産婦人科医としては自称ニートなワケで。細々とバイトでお手伝いするしかできない人間に成り下がってしまいましたとさ。
責任ある職業なんで,高い倫理観を持って,体力も時間もそして技術も提供しますから,お金くらいたくさん下さい,とか,そろそろみんなが言うようになってきて,それが世間から反発をくらうんであれば,もうそれはしょうがないのかな,と。どうやったら医師をやらないで生きていけるかとか,結構本気で考えてしまいますよ。んで,やっぱり資格が大事かな,とか言って資格マニアを正当化してみたりもする。
5年後,10年後,僕は,何をしているだろう。