へき地に医者を

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060130-00000207-yom-pol

開業する医師へのへき地経験義務、導入見送りへ
 厚生労働省は30日、開業医になる医師にへき地医療などの経験を義務づける制度の導入を当面見送る方針を固めた。
 勤務医から「憲法が定める『営業の自由』に反する」などと強い反発が出たためだ。厚労省は今後、へき地の医師不足解消に向けた新たな方策を検討する。
 同制度は、新たに診療所を開業したり、病院の院長になる医師に対し、へき地医療や救急医療などを一定期間経験することを義務づけるもの。過疎地や夜間・救急医療で不足している医師の数を増やすのが狙いだ。厚労省社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療部会や、自民党厚生労働部会などで提案し、通常国会での医療法改正を表明していた。
 しかし、同案が公表されると、勤務医が強く反発したのに加え、自民党内からも、「へき地医療が開業にどのように役立つのか、説明が不十分だ」「義務づけが決まってから施行までの間に、“駆け込み開業”する医師が増加しかねない」などと批判が出た。(読売新聞) - 1月30日17時21分更新

日本国憲法に「営業の自由」なんてあったかいな、と中三の時に憲法暗記の試験でさんざんだった私は、ちょっと調べてみた。
営業の自由 - Wikipedia
へーそうなんだ。そうだよな。「職業選択の自由」は明記してあったよな、という記憶が正しくて多少安心。しかし厚生労働省も、何も考えずにプランだけぶち上げるの止めようや。中学校の生徒会じゃないんだから。国政だよ、国政。「駆け込み開業」が頻発して、公立病院とかがパタパタ倒れていくのを外野から見ていたい気も、ちょっとだけするけど。
対策は簡単。3年勤めたら1億円、5年勤めたら2億円、終身勤めたら10億円とか、カネを積めば誰か来てくれるよ。それをせずに、「誰か来ないかな」とかmariboo's blog: Drコトー募集ですってみたいなこととか、徴兵制まがいのことをするとか、虫のイイ話だ。ワケのわからん公共施設とか高速道路に何百億円も使うんだから、できないことじゃないでしょう。それが出来ないんなら某医大みたいに、へき地医療を前提に入学させて授業料免除、でその定員をさらに増やす、というところじゃないだろうか。