で、対応は。

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200602171300_07.html
離島は大変だよな。これを考えれば、地続きなら、2時間とか3時間かけて病院に通うってのは、アリなんではないかという気も。
で、対応はどうなんだろう。そして署名ってのは、もう完成された流れですな。仕方ないじゃん、医師がいないんだから。

八重山病院産婦人科問題/妊婦らの危機感拡大
 県立八重山病院で九州大学からの産婦人科医師の派遣が五月末で終了し、同科の存続が危ぶまれている問題で、八重山地域の妊婦や若年夫婦などに不安が広がっている。女性団体が今月初旬から県に医師確保を求める署名活動を展開。十五日からは石垣市職労青年部も「産む世代として見過ごせない事態」と署名活動を開始した。六月に出産を控えた女性の中には「今月末までに医師が確保できなければ、島外での出産を選択せざるを得ない」という声も出ている。(黒島美奈子)
 十一の有人離島がある八重山地域で出産対応が可能な病院は、石垣市にある同病院だけ。〇四年度に扱った分娩数は六百八件に上る。この数字は、同じ離島地域で開業産科医院が三件ある宮古地域の県立宮古病院(百二十七件)の約五倍に当たり、年間で最も分娩が多い県立中部病院に次ぐ。
 与那国島からは二十三件(〇四年)、竹富町からは四十九件(同)が同病院で出産。石垣市健康福祉センターの森永用朗所長は同病院の役割について「離島でありながら人口が増えている八重山地域の屋台骨。なくなれば地域の存在をも揺るがしかねない」と説明する。
 同市職労青年部で十五日夕、医師確保の署名活動に立った次呂久成崇さん(31)。妻が三人目を医師派遣が切れた後の六月十八日に出産する。「一人目も二人目も帝王切開だった。三人目の今回も前置胎盤と診断され五月半ばから入院の予定なのに」と表情を曇らせる。「当事者として何かせずにはいられなかった」
 金子エミさん(32)=同市伊原間=も六月に第二子の出産を予定している。「医師がいなくなれば島外で産むしかない。住まいの確保など出産支度を考えると今月末までに何らかの結論を知りたい」と不安を隠さない。
 石垣市内で助産師として働く白井美奈子さん(29)は、地域の母親たちの不安の声に日々接している。「ただでさえ不安な妊娠期に、もしかしてお産ができなくなるという不安は最も避けたい。地続きの本島と違い、離島で診療科がなくなる意味は重い。県全体で真剣に考えてほしい」と要望した。