例の産婦人科医逮捕の件

いろんなブログ・掲示板上で、熱くDiscussionされているようだ。産婦人科医、その他の科の医師、医師でない方、それぞれの間に壁があるのが、見て取れる。まあそれはそれでいい。ただ、新聞各紙が、その後を報じないのがちょっと気になる。
掲示板・ブログの「一般人」たちの意見を見ると、本当に悲しくなるコメントが多い。医師と思われる方のコメントも、微妙なものもある。産婦人科医の間では、さすがに擁護論が圧倒的だが。
世間の人たちの間では、例の青戸病院事件と同じレベルなのかな。だとしたら、あまりに悲しい。ブログなるもののおかげで、マスコミに属しない人でも簡単に発信できるようになり、医師、産婦人科医もどんどん今回の事件について発信して理解を求めようと努力しているように見えるが、それ以上に、医師でない大多数の人々の無理解な発言を見かける。やっぱりわかってもらえないのかなぁ。
件の医師は勾留延長になったとの情報もあり。わからないことだらけだが、産科医療に先が見えないことだけは確かだ。産婦人科医として、キャリアは終わりに近付きつつあるのだが、やはり悲しいことは悲しい。「医療が無くなれば医療ミスは無くなるよ」というネタ、最初は冗談かと思ったが、最近は妙に現実味を帯びつつあるような気がしてならない。