「笑う大天使(ミカエル)」

shy12212006-08-11

原作は読んだことがあって、映画化されたというので見に行ったよ。
僕は可愛い少女がキライなワケではないけど、あんなに沢山出てくると誰がカワイイのかよくわからん。行ったことないからわからないけど、女子高ってあんな感じなのだろうか。戦うシーンはちょっとマトリックスを意識しすぎか、マトリックスに対するオマージュなのか。原作を知っている人には、「あぁ、こういう展開に持っていくのね」という感慨もあろうが、原作忠実派の人には、「何でこんなに改変すんねん!」という怒りもあるかも知れない。まぁ、これは映画の限界だから仕方ないと私は許容する。
具体的なシーンに言及すると、まずダミアンが合成なのがどうでしょう。まぁダミアンが一番原作っぽかったけどね。次に、桜井敦子さんと司城史緒さん、お兄さまとの関係は比較的原作に忠実。だから、殿下が「自分よりも妹を大事にしてくれる人じゃなくちゃダメ」という思考もちゃんと出てくる。でも、このセリフのところではあんまり感動できなかったなぁ。むしろその直後に、兄が実は作家で、母が大事にその作品を持っていた、というシーンでうまいこと泣かせてくれる。スミマセン、ちょっと泣きそうになりました。男一人、映画館で。
上野樹里ファンなら一人でも行くところだろうが、そうでなければ、男一人で行くにはちょっとキツイ映画。でも楽しめたよ。