派遣医師の貸しはがし

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061201-00000020-mailo-l09
この新聞社は実に悪意がミエミエでいいですな。
一つの現象を扱うのに、いろいろな表現方法があると思う。批判したくても、オブラートに包み包み真意はなるべくわかりにくく、を目指すのも一つのやり方で(私のブログでの表現方法ですが)、ここみたいに、医療側を叩く、と方針が明らかになってるのもまた一つ。そのためには、どっちが悪いかとかそういうことはおいといて、とにかく叩く。この記事はそれほどでもないけど。
以下は記事引用。

佐野市民病院の経営問題:常勤医師3人退職へ 市からの補助金増額も /栃木
 医師不足などから経営難が深刻化している佐野市民病院(門脇淳院長、258床)で、常勤医師11人のうち副院長ら内科医3人が退職することになった。同市は当面、診療科目や稼働病床数の見直しはしないが、内科系の新規入院は受け付けない方針で、医業収入への影響は必至。赤字補てんのため、市一般会計からの補助金の増額補正も必要になる見通しだ。
 同市の岡部正英市長が30日、定例会見で明らかにした。3人はいずれも日本医科大出身で、12月末〜1月に退職予定。同大医局が、新臨床研修制度への対応を理由に、引き揚げを要請したもの。
 同病院の常勤内科医は現在5人で、2月以降は2人で対応しなければならない。同病院は、外来については非常勤医などで対応する。現在の入院患者についても勤務態勢の見直しで対応し、転院は求めない考え。しかし、新規の入院については受け付けないことにしている。また、2次救急医療病院の輪番制病院に指定されているが、救急側の要請に対応し切れない場面も増えそうという。
 同病院の常勤医師は、97年には29人いた。しかし、新研修制度に備えた大学側による、いわゆる「派遣医師の貸しはがし」などに伴い激減。04年には15人、06年は11人に減っていた。これに伴い経営も悪化し、赤字補てんのため、05年度は一般会計から計8億8000万円を繰り出し、06年度も同当初予算で8億円を運営補助金に計上している。
 退職申し出を受けた岡部市長は11月13日、同医科大を訪ね、慰留したが、不調に終わった。20日には、門脇院長ら常勤医師6人の出身母体の独協医大に医師補充を要請したが、見通しは不透明だという。【太田穣】(毎日新聞) - 12月1日11時1分更新