楽しくツッコミ

世知辛いこのご時世、報道に何の影響も及ぼさない弱〜い立場から、マスコミの報道に楽しくツッコミを入れていこうという方向が定まりつつある私のブログで、今日はこの記事。
下志津病院医療事故:非公開、取材応じず 「プライバシーに配慮」 /千葉 2月6日12時1分配信 毎日新聞
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同病院は事故を公表せず、毎日新聞の取材にも詳細を明らかにしていない。

昔なら、こんな一文、全然気に留めなかったけど、今はこうツッコむ。「それはね、毎日新聞の取材だから」。まあ多分、この病院、どこのマスコミに対しても取材に応じてないと思うけどね。
あと、医療ジャーナリストって人も有名どころで微妙。そろそろ日本のマスコミも、記者として医療系資格とか学位取得者を雇い入れたりということにはならんのだろうか? それで真実が報道されることになると困るかな。
事故に関しては、別の記事によると夜勤帯みたいだし、詳細がわかりかねるのでコメント出来ないな。詳細がわからなくても記事にして配信しなきゃいけない人たちもいるみたいだけど。
以下は記事。

下志津病院医療事故:非公開、取材応じず 「プライバシーに配慮」 /千葉

2月6日12時1分配信 毎日新聞

 四街道市国立病院機構下志津病院」で、筋ジストロフィー専門病棟に入院中の男性患者が意識不明の重体になった医療事故で、同病院は事故を公表せず、毎日新聞の取材にも詳細を明らかにしていない。最近は病院側の過失で死亡など重大事故などが起きた場合は、プライバシーに配慮しつつ公表するのが流れだが、同病院は「患者と家族の意向を酌んで、プライバシー保護を最優先にした」と説明するにとどまっている。【山本太一】
 ◇国・国立病院機構、統一基準なし
 新潟県は00年、県立病院での重大事故の公表基準を都道府県レベルで初めて設けた。公表は患者や家族の同意が必要で、他病院へ警笛を鳴らす意味合いや再発防止が目的だ。さらに、未公表のままマスコミの報道で事故が明らかになった場合、病院の「隠ぺい体質」が問題視され、信頼の落ちるのを防ぐ意味合いもあるという。
 基準を設ける病院が増える一方、国や国立病院機構の統一基準はない。「下志津病院」も基準はなく、医療ジャーナリストの伊藤隼也さんは「国立病院機構という国の医療を担う病院に基準がないのは時代の流れに逆行している」と指摘する。
 同病院は今回の事故をミスと認め、家族に謝罪したが、「家族の強い要望があった」と未公表の理由を説明する。しかし、ある大学病院は「最初は反発する家族もいるが、公表の意味合いを説明し、納得の上で公表している」と説明する。
 また、筋ジストロフィーという難病患者が被害にあった点も注目される。患者の多くは少年期に発症し、次第に全身の筋肉がまひし、自発呼吸も困難になるため、人工呼吸器をつける患者が多い。現状では受け入れ施設が少なく、高度な医療的措置が必要なため、専門病棟のある国立病院機構などの病院に患者が集中せざるを得ない背景がある。人工呼吸器が外れても即座に対応すれば意識不明にならなかった可能性はあり、「なぜ看護師がすぐにナースコールに対応しなかったのか」(伊藤さん)など、プライバシーを配慮した上で詳細な説明が求められる。