休日特別企画・俳句大会

5月23日のエントリ遠くの親戚より近くの他人 - S.Y.’s Blogのコメント欄に多数ご投稿頂き、誠にありがとうございました。ここで簡単にまとめを。追加したい方はこちらのコメント欄にどうぞ。選者評などはまた後ほど。

<俳句部門>
ま、もっとも、季語が含まれてないなら川柳なんでしょうが・・
遠くの親戚関連
『こじれると なぜか出てくる 遠くの親戚』詠み人:元 院長 先生
「出てくると なぜかこじれる 遠くの親戚」詠み人:NATROM 先生
『出てきては なぜかこじらす 遠い親戚』詠み人:麻酔科医 先生
『秋雨の 晴れ間のあとの 大嵐』 詠み人:rijin 先生
「出てきては 遠い親戚 こじらせる」詠み人:Yosyan 先生
『親戚は遠くにありて、欲しいもの』 詠み人:ssd 先生
「親戚といえども年に一度だけ」
『病院に 文句の時だけ 参加する』
『説明は きちんときかなきゃ 出ばって来』
『病院の せいとの声だけ 垂れながし』以上4点、詠み人:僻地の産科医 先生

悲しき医療事情編
『言い訳を してみろカルテ 差し押さえ』
『あらこんな ところにカルテの 写真あり』詠み人:僻地の産科医 先生
『病死だと? 事故でなければ 死なぬもの』
『勤務医は 死ぬまで働け 厚労省
『週40 ただの神話の 日本かな』
『月8回 誰かが倒れりゃ 共倒れ』
『やっぱりね 撤退するのが 賢いね』詠み人:僻地の産科医 先生
『生かしてよ 逝かしてあげたら 捕まった』
『逝かしてよ 生かし続けて 罵声浴び』 詠み人:雪の夜道 先生


<短歌部門>
『親族は どこの範囲を 示すやら 一人転べば 皆転ぶかな』 詠み人:Yosyan 先生
『エムスリー 出しちゃいけない 約束だ 許可をとったの 週刊朝日』 詠み人:麻酔科医 先生
『すみません ちょっとお話 いいですか? こっそりビデオも まわす親戚』
『当直と いえども労働 税法上 けしからぬ医者の 税金逃れ』
『時間外? ナニいってんだ 医者はみな 管理職だから いらねーんだよ』
『当直は 一応時間外 なんだけど 認めりゃ医療費 破綻するしな〜』
『当直は 時間外なんです お願いです 認めてくれなきゃ お休み取れぬ』以上5点、詠み人:僻地の産科医 先生
『遠縁の 家族来たりて 整った 患者の末期 こじらせるかな』詠み人:柳 先生
『逝ってよし 奈良の都のマスごみは 個人情報垂れ流しけり』
『逢い見ての 後の心に比ぶれば 昔は僻地を思わざりけり』以上2点、詠み人:Bugsy 先生
『人問わば 次男坊だと彼は云い 朝も医者出せ 夜も医者出せ』
『医療費を 下げれば怒る医者どもを 僻地に送る 我ぞ楽しき』
『10年後 何が出来ると人問わば じっと手を見る 総合医かな』
『親父狩り 打ち出てみれば開業医 闇のまにまに 夜間往診』
『治療費も 払わぬ我は外車にて 子供の食費もなんのその』
『ひさかたの 医局の壁に人事表 人知れずこそ 医師の散るらん』
『主治医とは 召使にて侍りけり 在宅診療 いかに使わん』
『嫁も来ぬ こんな僻地に医者は来い 署名用紙の紙ぞ悲しき』
『この世をば 我が世とぞ思ふ医者どもに 治療費を払う無念思わば』
『マスコミは うつりにけりな今更に 焼け野原後の言い訳考え』以上10点、詠み人:Bugsy 先生
『崩壊に 手直しせむと 厚労省 なにもかなわぬ いまはやめとけ (眼科のおおきみ)』 詠み人:元 院長 先生
『忍ぶれど 色に出にけり わが怒り 辞表出したと 人の問うまで』
『春過ぎて 夏来にけらし 崩壊の 白衣捨てたる 奈良の大淀』詠み人:Yosyan 先生
『花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに』詠み人:小野小町 先生


<標語部門>
『足りぬ足りぬは産科が足りぬ』詠み人:元 院長 先生


長歌部門>
『ああ産科医よ 君を泣く 君死にたもうことなかれ』詠み人:元 院長 先生