家で汚すか、外で汚すか

そりゃどっちもキレイな方がいい。
我が家は汚い。私自身が、掃除できないタイプ、捨てることが出来ないタイプの人間。研究室のデスクもまあそれなりに汚いが、共用部分を汚すことは絶対にしないし、むしろ人の目につくところはキッチリしている。だから、職場での私を知る人間が、我が家に来ると、絶句する。
基本的に、我が家は、「足の踏み場」しかない。つまり、玄関から、「足の踏み場」のスポットを数歩進めば、必要な目的地に着くという算段だ。ただ、同じ家で育ったはずなのに、他の家族は案外掃除が上手で、だから「キレイ」のスタンダードが違う。先日も、家族が来るというので、大掃除をして、これはなかなかキレイだろう、というレベルに仕上げたら、案の定、「あら汚い部屋!」と一蹴される。掃除未の状態で家に入れてたら卒倒しただろうな。家族も去り、しばらくはキレイを保っているが、すぐに元の状態に戻る。ま、なんだな、「のだめ部屋」ってやつですな。そろそろ掃除の時期かも知れん。
ただ、別に、どっかのゴミ屋敷みたいに、庭に生ゴミをウン年間積み上げて悪臭を放つとか、他人に迷惑をかけるレベルまで汚くはない。だから、我が家が汚いのは、私の勝手。他人が来てゴミをまき散らして汚していったら腹立つだろうけど、私の友人には幸いそういう人はいない。ただ、世間には、自分の家はキレイにしといて、公共の場を汚す人はいるみたい。「自分さえよければ」な人たちね。救急外来の問題、昼間忙しいから夜来た、とか、夜中だけど昼間と同様の専門医の診察と検査しろ、とかも、こういうところに根ざしているんだろうな。ま、色々な人がいるから、この世の中は住みにくいわけで・・・でも、まだ日本は幸せだと思うよ。文句言っても聞いてくれる人、共感してくれる人がいるからさ。アメリカなんざ、情報を知らなかったら終わりよ。知らないのが悪いってことで。だから自分の持ってる生活情報に漏れが無いか、いつも必死に情報収集よ。ネットがあるからだいぶ助かってるけどね。
まあそれはともかく、私も当地に永遠に住むわけでは無いので、やがて撤収の日が来るわけだが、その時が恐怖だな。家族の誰かを撤収の手伝いに呼ばねばならぬだろうな。一人でやるの、絶対無理。
<追記>実験中にネットを彷徨っていて発見。雪まみれの日々:腹の立つ親 - livedoor Blog(ブログ)、救急外来な話。

インテリジェンスが低くていうことが通じない患者さんはたくさん見てきましたがインテリジェンスがそこそこあるバカは初めて見ました。

という文章も強烈ですが、コメント欄の、

えーーー、そんな患者さん普通やん(笑)
うちはこんな人ばっかりよ☆

ってのも苦笑。そういう時代なのかね。