頑張れパイロット

学会からの帰りも飛行機に乗ったわけだ。ユナイテッド航空ね。距離的には一時間。まあ大したことないし、アメリカの飛行機ってバスみたいにボンボン出てるし、結構気軽に乗る。
同僚は私の便の1本前、2時間前の便だったのだが、私が出発1時間前に乗り場に行くと、彼がまだいる。彼の便はとうに旅立っているはずなのに。なんでも、東海岸地方の天気が荒れてて、機材がまだ来ないらしい。私の便はon timeって書いてある。ラッキー。彼の便は私の便の出発時間くらいに旅だって行った。2時間遅れね。
私の便の機材はon timeに到着。しかし、待てど暮らせど搭乗にならない。「目的地の天候不順のため、出発予定が立ちません」だって。をいをい。ラッキーなんて言ったからかな。それでも、2時間半遅れで当地を出発できた。ホントなら、もう家に着いてるっちゅうねん。でも、私のあとの便は欠航になってたから、飛ぶだけマシか。
天候不順ってなだけあって、よく揺れた。飛行機に乗ってて、シートに座り直してシートベルトを締め直すほど緊張したのはひさしぶり。で、着陸前に、パイロットから、「天候により、進入方向が制限されているので、着陸前に大きく旋回しますのであらかじめご了承下さい」みたいなアナウンスがある。そして、その言葉通り、すごく低空を飛んでる状態で、機体を30度くらい傾けて大きく旋回、体勢を立て直す間もなく、直後にランディング。体勢は立て直してたんだろうけど、それくらいすぐだったってこと。
飛行機に乗ってて久しぶりに怖いと思ったし、おお、パイロットうまいじゃん、とシロウトながら感じたよ。これがプロのワザなんだな。業界の中の人にとっては全然フツー、なのかもだけど。