のだめの席

アメリカでオケのコンサートに行くときは、よほどのことが無い限り天井桟敷の席と決めている。理由は、単に値段が安いから。あと、私には演奏者としての側面もあるので、オケ全体を見渡したいという意識もあるかも知れない。
しかしながら、来月行くコンサートは、たまたま一番安い席がChoral Tier、つまりオケの後ろの指揮者の顔が見られる席だったということもあって、天井桟敷ではなくそこを取った。で、このコンサートは私にしては珍しく友人と行くことにしたので、彼に席のことをメールで報告したら、彼が一言、
「のだめの席だね」*1
まあ確かに渡米後にのだめのドラマのことを教えてハマらせてしまったのは私なんだけど、当の私は全然そんなこと考えてなかったから、その発想にハッとさせられたわけで。ということで、来月はその「のだめの席」に男二人座って、千秋どころじゃなくて全然知らない指揮者のコンサートを聴きますですよ。

*1:蛇足ながら解説すると、ドラマ「のだめカンタービレ」の最終回で、サントリーホールでのR☆Sオケの最後のコンサートの時に、のだめが座ってた席がオケの後ろの指揮者の顔が見られる席だった、ということで。