人のいない分野

どの分野でもそうなのだが、他人と違うことをすることで、その人のオリジナリティーを確立する、というのは、よく行われる手法である。で、オリジナリティーの無い人は、まず、人のいない分野を探してそこに住み着くことで、オリジナルのようなフリをする、というのは私もよくやっていること。
他の研究者の人と話をしたときに、「人のいない分野」が未開の新天地なのか、荒廃した砂漠なのかの見極めが大事と。未開の新天地なら、開拓者としての栄誉を得られるかも知れないが、荒廃した砂漠だと生きるのも大変、ということになりかねない。
産科を希望して奨学金を得ることにした医学生が現れた、という話も聞く。産科診療が今後、未開の新天地なのか、荒廃した砂漠なのかを十分に見極めた上での選択であることを祈る。
なんか新聞のコラムみたい。▼とかで区切っちゃおか。