ヤブと偏差値

Yosyan先生のところでちょっとだけ話題になりかけた話。なんだか、ネタを提供してしまったのが私のコメントみたいだったので、自分で責任取るっていうか落ち穂拾いっていうか。適宜カットして転載します。

shy1221 2008/02/20 09:30
近未来、医師という職業の人気が落ちて、医学部の志願者層が変われば、その結果として、「ヤブも不可欠の戦力」どころが、「戦力はヤブばっかり」になる可能性はありますね。「ヤブ」がまだマイノリティーだと思われている現在は、まだマシなのかも知れません。自分がヤブかどうかは棚に上げときます。


YosyanYosyan 2008/02/20 09:44
 >「戦力はヤブばっかり」
私が現役の間ぐらいは大丈夫かもしれませんが、年取って自分に医療が必要になる頃にはそうなっているかもしれません。医師の間に極秘リストとして「ヤブじゃない希少種リスト」が出回るかもしれませんね。

nuc 2008/02/20 11:47
いつも興味深く拝見しております。
ところで、質問なのですが実感として志願者層の変化はヤブを増やすのでしょうか。
この発言で医師同士が違和感なく意思疎通できたことをみると、おそらく現在の医師に関して大学受験能力と医師のヤブか否かにそれなりの相関があることが実感としてあったのだと思うのですが。

Yosyan 2008/02/20 12:34
nuc様

受験能力云々より

 >志願者層の変化

こちらの方の影響が大きいと考えます。

元ライダー 2008/02/20 17:39
皆さん本心で言ってるの?建前はやめましょうよ。

>自分が身近な臨床家としてもっとも尊敬している一人は、高額な入学金で知られる私立医大の出身です。逆に、帝大卒でもヤブはいます。
そういうこともあるでしょうが、「小学5年生でも小学6年生より背の高い生徒はいる。」という以上の意味ありますか?
学校の成績と医者としての能力は相関係数ゼロだと?
相関係数1とは言いませんが、正の相関はありませんかね?私の経験上は正の相関があるんですけどね。

このあたりでYosyan先生からドクターストップがかかったので、話は下火に。細々と続いてるようなんで、元サイトを参照していただければと。
ここからは私見です。
「志願者層」「偏差値」「学校の成績」「医者としての能力」などの単語が錯綜しております。私が思うに、ヤブじゃないかどうか、いい医者かどうかは、「まじめさ」だと思うんですよね。また客観的に測れない基準を出して恐縮なんですが。まじめでも学校の成績悪い人もいますし、ちゃらんぽらんなのに試験の成績が良かったりしますよね。あんな感じです。いわゆる偏差値の低い大学出身の医師の方でも、いいお医者さんな人は、多分まじめだと思います。こればっかりは私の経験でNが少ないので断言は出来ないですけど。
「学校の成績」という話をすると、知りあいの帝大系の教官から聞いた話では、医学部に入ってからの成績は、入試の成績よりも、高校の「内申書」にキレイに比例するそうです。内申書がいい人、ってのは、うまく遊んでたのかも知れませんが、まじめであった可能性が高いですよね。まあそういう話。で、「『小学5年生でも小学6年生より背の高い生徒はいる。』という以上の意味ありますか?」というクリアなコメントに心打たれたのですが、いわゆる偏差値の高い大学の方は、まじめだった方が多い、そんな話じゃないかと思うんですよ。医学部に行った人、医師になった人は、まじめな人が多いんじゃないかなぁ。そう信じたいですね。まあ医師になったあと、転落・堕落の人生を歩んでる人(ぐさっ)がいないでもないですがね。あ、今、自分が刺された音がしましたけど気にしないで下さい。
私も昔はまじめくんでして、高校の時は進学校だったんでまじめな人も多くて(さらに変な人も多くて)集団から浮いていることは少なくなったのですが、小学校の時は雑多な中で生きてましたから、クラスの主流派では決して無かったです。まじめであることがなんか悪であるような、ちょっと悪いヤツの方が人気がある、勉強ができるよりスポーツが出来る方が人気がある、そんな雰囲気。今でも覚えているのは、小学校の時、担任の先生に、「ガリ勉」と罵られたことですね。そんなに勉強してなかったんですけど。当時はあんまり運動ができなかったからかも知れないですけど。
うまいことやってる人の方が得をする、まじめにやってる方がかえって損をする、そういう時代になりつつある現在と、小学校時代の記憶と、なんか似たものを感じます。まじめにコツコツと患者さんを診ているお医者さんが潰れない世の中になって欲しいんですが。
何かとりとめなくてすいません。