通じないのは専門用語のせい?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080306-00000031-yom-soci 魚拓
まあ記事自体はなるほど、という感じだが、患者さんやその家族が病状を理解するかどうかは、専門用語のみならず、日本語そのものの理解によるのではないかと。同じ説明をしても、理解して頂ける方とそうでない方がいらっしゃって、だから医療側としては、相手の反応を見て使う言葉を変えたりしてるんですが、それでも理解されない方々は一定の割合でいらっしゃる。そんな時は、日本語自体が通じてなかったり(日本人であってもね)、もう最初からこっちの話は聞く耳なしだったり。

「合併症」も40人が「通じない」などと答えた。多くの医師は、「手術後に最大限努力しても起こってしまう可能性のある副作用の一部」などと言い換えているとしたが、「いくら説明しても『医療ミス』のことだと間違われる」といった声もあった。

こんなのその典型でしょ。マスコミが「医療ミス」という単語を国民に一生懸命刷り込んで頂いたお陰かと思います。もし、マスコミに少しの良心が残っているなら、そういう「難解」な単語を、「正しい意味」で、これから国民の皆様にPRして頂ければと思いますが。
そんなわけで、実は、専門用語の問題は記事で取り上げてるほど大きな問題じゃないと思うんですが、どうでしょ?
<追記>この記事とインフォームドコンセントとを絡めたブログ記事を見かけましたのでリンクしときます。2008-03-06