初期教育

アメリカ時代に、友人とその家族とオーケストラのコンサートに行った。友人の子供たちにとっては、「オーケストラ」との初めての出会いだったわけだが、それがマーラーの6番だった。ちょっと濃い人生の幕開けだったかも知れない。その縁もあって先日、アマオケの演奏会に招待したのだが、そのことを友人が子供たちに伝えたときの彼らの第一声が「こんどもマーラー?」だったというから教育とは恐ろしい。そしてその子供たちにとって人生で2回目のオーケストラのコンサートはニールセンの3番だった。ちょっと初期教育としては異常かも知れない。彼らの3回目は何になるのか、楽しみでもある。