世代のせいか、その人個人の問題か。

金曜日の夜。郊外へ向かう通勤電車の中。疲れた人たちが座っている。私は座るために始発駅から乗っているので座っているが、多少空席があるので、次の駅から乗った人の一部は席にありつける。
次の駅。団塊の世代くらいの夫婦。二つ並んだ席が空いてないので、妻の方が先に車内に駆け込み、まず一つ空いてる席に荷物をドカッと置き、「あんた! こっち空いてるよ!」と夫に指示して、自分は別の空席に座る。夫の方は、乗ったドアから妻とは逆方向に行ったらしいが、結局席には座れず妻の確保した席に座った。それでまあめでたし、と思ったのだが、その夫曰く、「みんな自分が座ることしか考えてない! 疲れているんかも知れんが、人に譲るってことがない!」と周りにも聞こえる大声で不満を漏らす。周りに言っているのか妻に言っているのか。座れたんだからいいじゃん。
私も疲れてはいたが、だからこそ始発駅から一本遅らせてまで座っているワケで。それでも、妊婦さんとかよぼよぼのご老人の方とかが来たら譲ると思うよ。でもね、アンタみたいな人には絶対譲らん!とその時思ってしまった私は、やっぱりかなり器が小さい。
その次の駅で二つ並びの席が空いたようで、夫婦は席を移動していった。世代の特徴 - S.Y.’s Blogで取り上げた話も、あながちウソではないかも知れない。