普段当然に行っていることの重要性

僻地スレより。ちょい古い記事だけど。

406 :卵の名無しさん [↓] :2009/04/13(月) 11:50:38 ID:6Vj8fGe/0
>>400
白血病か。
俺、外科医だけど
血栓性外痔核で受診した患者、
外来で切開するには大きすぎるので腰麻が必要と考えて
即日入院手術を勧めて外来で採血したら
WBC17万、出血時間29分(技師がよくそこまで測ったなと思った。)
即、大学病院に紹介、その日の夜に脳出血で永眠された。
術前検査の重要性を納得した一例だった。

術前検査はルーチンだから気を抜いてると結果をよく確認せずに手術してしまったりということも、非常に多忙な施設ではあり得ないことではない。気を付けたい。
こういう怖い症例を身をもって経験することで、医師は臨床的に成長していくものである。が、怖いだけで患者さんに不利益がない程度の怖い経験ならいいんだが、何らかの不利益が患者さんに生じた場合、訴訟→医師生命終了となりがちなだけに、防衛医療が発達しつつある最近ではあまり怖い経験は若い医師にはさせないようになっていると感じている。なかなか難しいな。