非常座席

先日の海外出張中の話。某国内の移動で、国内だけどかなり長距離の移動をすることがあった。できればスターアライアンスを使いたいところではあるが、直行便がなく、乗り継ぎとなると7-8時間の旅となる。一方で、他のアライアンスでは直行便があるので、今回の旅は移動が多くしんどいということもあり、この区間だけはその他のアライアンスに浮気させてもらう。
スタアラのゴールドメンバーとして、数々の特典を受けることに慣れてしまうと、この区間の平会員扱いはしんどいかな、と甘えたことを思っていたところ、オーバーブッキングだからか平会員だからかは不明だが、事前に座席指定が出来ない。当日ゲートでseatをassignしてもらえということ。で、当日に搭乗ゲートでおずおずと名乗り出ると、あっさり、「which is better, emergency center or regular window?」みたいなことをおっしゃる。なんだ座席あるんじゃん。
搭乗するのはB757、座席配置は3-3である。窓側なんか座るとトイレ行くのに2人も乗り越えなきゃならん。でもemergency centerだったら、非常口がある列ってことだから、多少座席の前後は広いんだろうけど、英語がネイティブみたいな人じゃないとダメなんじゃ? と思ったが、これからの4時間のフライトのことを考えると、座席が広いだろう誘惑に負けて「emergency centerでお願いしまつ」とか言ってる私。
搭乗すると、座席の両側にはちょいと体の大きな外国人(その国にとっては当国人か)の方々。身を縮めて座ってみる。非常用設備の説明の際には、「この避難用ブックレットに書いてあることが理解できますか? 非常時の案内はお願い出来ますか?」という確認をされる。一人一人に聞いて回るので、隣りの人と同じような返事をして何とかクリア。足が伸ばせるくらいの席で、ちょっとだけ快適に旅することが出来ましたとさ。