機内で見た光景

先日、成田〜大阪線に乗った。その機内での話。
私の知る限り、日本の航空会社の国内線は、ほとんどが座席指定である。で、当然その成田〜大阪線も全席指定だった。座席はABC-DEFの3-3配列。私は通路側6Cの席に座っていた。後からオジサンが乗ってきて、荷物を棚に入れ、少し周りを見渡したあと、窓側6Aの席に座った。そこまではどうってこと無い話。
しばらくすると、外国人女性が、6Aのチケットを持って乗ってきた。彼女は席番を確認したあと、ちょっと困ったような顔で、空いていた6Bの席に座った。その状態で数十秒が過ぎた後、オジサンがおもむろに席を立って、空いている前方の窓側1Aの席に座って、何事も無かったような顔をしていた。
ここからは推測の話。多分、そのオジサンは、後部座席のチケットしか持ってない。でも前の方に座りたかったから、適当に空いてる席に座っていた。そこへ、たまたまその席のチケットを持った女性が来た、というストーリー。空席に座っているんだから、そこに人が来なければ、誰にも迷惑はかからないと思うけど、みんながそれをやりだすと大変だよね。
推測に推測を重ねるけど、そのオジサン、これまでの人生もそうやってくぐりぬけてきたんだろうな、と思う。モラルの崩壊を感じさせるな。駅で並んでる列に割り込んだりとか、そういう行動と同じだと思うんだが、私がそういった行動を目撃したときは、見たところいつも50代後半から60代くらいの人たちがやってるんだよな。何か世代と行動に関係あるのかな。
まあこんなことは大したことじゃなくて、こだわってる私の方が人間が小さいな、という話なのかも知れないけど。