医学部に進むということ

2010-01-30
に、何か場違いなコメントが載っていたが、思うところあってエントリに書いてみる。

おはようございます。僻地医療を検索していてここにたどり着きました。
記事とは全く関係ないことを質問させていただいてもよろしいでしょうか?
こどもが医学部を目指しています。うちはごくふつうの家庭なので正直医学部に進学されるのはきついものもあり、こどもは自治医科大学への進学を考えているようなのですが、卒業後のことが心配です。僻地医療に携わることは知っていますが、その後はどうなるのでしょうか?開業するようなお金もあるわけでもなく、勤務医として働いていく上でデメリットはないのでしょうか?お医者さんには学閥もあると聞いていますが、医学界のことは全く分かりません。どうかアドバイスをお願いできないでしょうか?

「ごくふつうの家庭」の定義が難しいんだよな。国立の医学部だったら、別に学費は他の学部とそんなに違わないし、本当にお金がないということだったら、自治医大防衛医大などへ進学するしかないでしょう。「勤務医として働いていく上でデメリット」とか、そんなことを心配するなら、別にムリに医学部じゃなくてもいいんじゃないでしょうかね。医者なんて、デメリットばかりでしょ。それでも、やってみたいと思うかどうか。
学閥を気にして大学を選べるくらいの余裕があるなら、いい大学に行ったらいいのではないでしょうかね。
「医学界のことは全く分からない」ということで、ネットで意見聴くってのも、どうだかなぁ、と思うな。ウチの両親も私が医学部を受験するときにそんな風に心配してくれてたのかな、と思い返すに、学生時代に父が大学病院に入院した際に、研修医があまりに忙しく働いてるのを見て、「医者ってもっとラクに稼いでるんだと思ってた。息子を医学部に行かすんじゃなかったな」と呟いていたのが思い出される。世間の人の認識ってのはそんなもんなんだろうな。