ネタとしては面白いが

某女子柔道選手が参院選に出馬するという話。まあ、ネタとしては面白いし、面白がって投票する人もいるだろうから、多分当選するんだろうけど。私も、自分の選挙区に芸能人とか立候補してたら、多分入れるだろうし、それを含めて、愚民なんだな。国民の政治に対する意識が高ければ問題ないんだろうけど、そうじゃなければ、多数決の民主主義なんて実はいいこと全然ないんだよな。そういう意味で、今の政府とかかなり微妙。
タレント政治家 - Wikipediaには、こうある。

1928年の第16回衆議院議員総選挙に作家の菊池寛が、1946年の第22回衆議院議員総選挙に作家の石川達三と元横綱男女ノ川登三(立候補時は本名の坂田供次郎)が立候補しているが、いずれも落選している。男女ノ川の伝記を書いた川端要壽は、「今の選挙なら、男女ノ川や石川ほどの知名度があればまず当選していただろう。時代が悪かったともいえるし、国民が真面目だったともいえる」と書いている。

国民が真面目だったんだと思う。特に、終戦直後、この国をどうしていかなきゃいけないか、国民が一生懸命考えて、「この大事なときに、作家やら元横綱やらが政治をやってる場合じゃないだろ」と思ったのなら、素晴らしいことだ。そういう意味では、今こそ、この国をどうしていくか、国民はもっと一生懸命考えなきゃいけないはずなのに。某女子柔道選手が今度の参院選で落選するようなことがあれば、この国にもまだ希望が持てるんだが。