運は薄めるべき

国が後押ししてくれるようなビッグプロジェクトの研究者ならともかく、殆どの研究者は研究費が当たったり外れたりだろう。全部当たるってのはなかなかないよね。だから、なんかハズレ用のグラントに応募したくなってくる。とりあえずいっぱい出して、当たればいいか、みたいな。
昨年から今年の流れを振り返るに、当たった思い出ばっかり覚えてるから、オレってデキル!とか誤解しがちだけど、同じかそれ以上の研究費の応募に外れていることを忘れちゃいかん。そんな訳で、ゴールデンウィークを費やして、絶対通らないだろう大きめのグラントに応募してみた。当たらないのを前提に書くんだが、でも時間をかけるんだから良いものを書きたいよね、という矛盾。まあでも宝くじでも、当選発表までの間が一番幸せなんだよな。さ、応募したことを忘れてまた研究だ。