助産師を目指す人たち

日本小児科学会の資料をあらためて災害時に必要な知識として伝えてください - 助産院は安全?
いつもお世話になってます琴母さんのブログ。エントリの内容はいつもの琴母さんのテイストなんだが、コメント欄が若干面白い。助産師を目指す若者がコメントしたのを皮切りに、別方向に議論が進んでいる。当の若者は若干切れ気味。

私は助産師を目指して大学生をしています。人間が本来持っている機能を最大限に発揮できるようなケアができる助産師になりたいと思っています。いずれは助産院や自宅での出産介助の仕事をしたいとも考えています。

時々、こういう方向性というか動機の若者がいるよね。今は5月だが、春の早いうちに、分娩は怖いのに助産院を開業するなんて信じられん的な匂いを叩き込まんとイカンのじゃないだろうか?
と思ってたら、コメント欄の人たちの説得のおかげか一応改心したようだ。今後も勉強頑張ってくれ。
と思ってたら、別の人から衝撃的な発言。

私の通った助産師学校では、どちらかというと医学的知識とか根拠というよりは(勿論それらもしっかり学びましたが)、代替医療や自然なお産などを大切にする?ような授業が多かった気がします。
きっと講師に開業助産師が多かったからかなぁ、と感じています。ある開業助産師は、私達学生に、助産師は神に選ばれた人間がなるんだと言いました。
私は、ア然となりましたが、陶酔する様な目をする学生もいました。
母乳育児にこだわり、ミルクを足すなんて助産師のすることじゃないと言う学生がいました。
学校で、母乳が唯一の栄養だと習うからです。
助産師の教育、見直す必要があると私は感じています。因みに、縫合の授業ありました。さらっとですけど、実技もありました。

全国イタイ助産師学校マップとか作ったら面白そうだな。
私も、単年度の助産科で何コマか教えているが、「宗教」ではなくなるべく「医学」を教えるようにしている。妊婦さんに寄り添う、のは医師には足りない部分で助産師さんに頑張って欲しいところだが、「寄り添うけど医学は知らない」くらいなら、「寄り添わないけど医学は知ってる」の方がマシだと考えるからだ。医学も知ってて妊婦さんに寄り添える助産師さんになって欲しいと常々語っている。まあ、私の教え方が上手とも思わないので、どこまで伝わっているかは微妙だが。