助産院vs産科医vs国会議員

質問主意書(助産所の開設問題に関する質問主意書):参議院ホームページ
琴母さんが興味を持ちそうな話ではあるが、議員さんが誰に何を吹き込まれててこんな趣意書を出したのかは気になるところ。質問書の文言たるや噴飯ものだよ。以下、その趣意書より転載。

しかし、近年、出生数の減少により、地域の診療所あるいは病院の産科医が、助産所に対しての競合関係を意識するがゆえに、助産所での分娩は安全性に疑問があると主張して、助産所の開設者からの嘱託依頼に応じず、開設がままならない事態が生じている。

後半は正しいが、前半が大きな誤解だな。助産所は本当にアブナイと思ってるんだが・・・「競合関係」なんか全然意識してないと思うよ。つーか助産所が扱う分娩件数考えたら競合相手にさえならんと思うんだが。

で、回答が非常に無難で、応諾義務は無いと言ってくれてありがたいことである。大事だから転載してみる。

厚生労働省としては、分娩時等の異常に適切に対応するためには、助産所と嘱託医師との間の日頃からの信頼関係が必要であり、そのような信頼関係の有無に関わらず、御指摘のように「医師に対して助産所の開設者からの嘱託への応諾義務を課す」ことは適切ではないと考えている。