男性であることを謝る。

大きな病院の診察では、予診という言ってみれば診察の前の問診のみ行うところに最初に回されたりする。で、研修医だったり大学院生だったりがその予診の係をしたりする。
最近の産婦人科では、「女医希望」と明言して来られる方がいる。でも、予診の係は男性だったりして、私が予診係をしている時には、先に「診察の方は女医さんにしてもらいますから、予診は私(男)で申し訳ないです」とか謝ったりしている。先手必勝である。そうすると、さすがに、「予診も女医にしろ」とかいって怒り出すDQNな患者さんにはまだお会いしたことはないが、日本のどこかにはいるのかもしれない。ま、その場合には、診察をする女医さんに問診も含めてやって頂くだけなのだが。
後から思えば、男性であることを謝るってのも、一つの性差別であるような気もするのだが。