第三者機関

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060410-00000122-kyodo-soci
三者機関が公平か、ってのは気になるところだ。
が、医者にしてもそれ以外の人にしても、この事案がどんな事案だったとしても、医者寄りの結論が出れば、「なーんだ、医者寄りの第三者機関じゃん。イミ無し!」とマスコミに叩かれるだろうし、患者寄りの結論が出れば、「結局、患者様にすり寄る機関じゃん。イミ無し!」と医療側の文句が出て、以後この機関にちゃんとした情報を流さなくなったりするかも知れない。
事故調査委員会とかそういうのは、免責になるから事実が明らかになるのであって、福島の事件にしても、報告書を警察が起訴の資料にするんだったら、今後、医療事故の報告書なるものに事実が記載されることはまずあるまい。だって、医師にも黙秘権くらいあるでしょう。

患者死亡「病院側に問題」 第三者機関が初の検証結果
 診療中に予期しない形で死亡した患者をめぐり中立の立場から死因やミスの有無などを検証する厚生労働省のモデル事業で、専門家による第三者機関は10日までに、肝臓の手術中に死亡した男性について「手術や麻酔管理に問題があった」と指摘する調査結果をまとめた。
 「問題はない」とした病院の内部調査と反対の結論で、遺族と病院に伝えられた。調査結果の公表は初めて。患者や病院の名前などは明らかにしていない。
 モデル事業は昨年9月、日本内科学会が厚労省補助金を受けて開始。専門医や法律関係者らがメンバーとなり、解剖したり、カルテを精査したりして調べる。
 調査結果によると、男性は60代で、肝内胆管がんの疑いで肝臓切除手術を受けている最中に大量出血でショック状態になり、翌日死亡した。(共同通信) - 4月10日17時8分更新