地元の意見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000013-mailo-l24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060509-00000012-mailo-l24
まあいつものドタバタなわけだが。
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/05/post_d6f6_1.htmlでも言及されているが、今や近所に産科が一軒、という状況ではないということを、行政も気付かなきゃだな。もしくは、報酬を釣り上げるとかして集めないと。これまで医師派遣を大学に頼っていておいて、その大学が決定したことに「打診であり、決定ではない」とか言い訳して、なんだろな。地元の意見なんか聞いてたら、まとまるもんもまとまらんよ。誰かがバサッと決めなきゃ。

三重大医学部:産科医「山田赤十字」に集約 県立志摩病院に打診 /三重
 ◇三重大医学部派遣医師6人
 産婦人科医の減少に伴い、県立志摩病院(志摩市阿児町鵜方)の産婦人科が廃止される可能性が高まっている問題で、三重大医学部が8日、志摩病院など伊勢志摩地区の2病院に派遣している6人の産婦人科医を7月以降、山田赤十字病院伊勢市)に集約する案を志摩病院に伝えていたことが分かった。野呂昭彦知事が9日の定例会見で明らかにした。
 伊勢志摩地区には、志摩病院に2人、山田赤十字病院に6人の産婦人科医が派遣されていた。しかし、産婦人科医の減少に伴い、先月から山田赤十字病院の医師が2人減の4人となっている。三重大医学部など関係機関は各地域で、出産施設を集約化する方針を決めており、危機感を持った志摩市などが存続を求める要望書を提出するなどしていた。
 三重大医学部から志摩病院に伝えられた案では、6月末までは現状のままでいくが、7〜10月は山田赤十字病院に6人の医師を集約し、うち2人を志摩病院に常勤で派遣する形に変更。さらに11月以降は、週2〜3回の派遣に減らし、婦人科の外来診療を行うという。野呂知事は「病院間で緊密な連携をとってもらい、住民への影響ができるだけ少なくなるよう努力してほしい。県としても今後、調整していく」と述べた。
 県病院事業庁は「あくまでも三重大医学部からの打診であり、決定ではない。地元の意見も聞きながら議論を重ねたい」と話している。【田中功一】(毎日新聞) - 5月10日11時1分更新

県立志摩病院:産婦人科、医師減少で廃止の危機 志摩市が存続要望 /三重

 産婦人科医の減少に伴い、県立志摩病院(志摩市阿児町鵜方)の産婦人科が廃止される可能性が高まり、同市や市議会関係者が関係機関に存続を求める要望書を提出するなど、危機感を強めている。
 志摩病院や県健康福祉部などによると、伊勢志摩地域にはこれまで、同病院に2人、山田赤十字病院伊勢市)に6人の計8人の産婦人科医が、三重大学医学部から派遣されてきた。
 しかし、04年度に導入された卒後臨床研修制度により医学部卒業生が都市部の病院に流れたり、勤務が過酷という理由で敬遠されるなど、県内の産婦人科医は激減。こうした中、三重大医学部など関係機関は今年2月、各地域で分べん施設を集約化する方針を決定。伊勢志摩地区については4月以降、2人減の6人でカバーする方針を固め、山田赤十字、志摩の両病院に伝えた。
 これを受け、両病院は6人の医師の配分について2月下旬から4月下旬にかけて数回にわたる協議を重ねた。しかし、「ハイリスクの出産などに対応するには6人の医師が必要」とする山田赤十字病院と、「志摩地域にも分べんができる病院が必要」とする志摩病院側とで調整がつかず、判断は三重大医学部に委ねることになった。今月中にも判断が示される見込みだ。
 これに対し、志摩市の竹内千尋市長や同市議らは「安心して出産できる環境の維持」を求めて県などに要望書を提出。田川新生・志摩病院長も「志摩地区は他地域と異なり、産婦人科の開業医もいない。うちがなくなれば、出産の際、1時間以上もかけて伊勢市まで行かなくてはならない。地域事情に配慮してほしい」と訴えている。【田中功一】(毎日新聞) - 5月9日11時1分更新