臓器移植の話。

忙しいのに本を読んでしまう。講義の準備とか論文書きとかやることは沢山あるのに...orz....

移植病棟24時
 巨大移植センターにおける若き外科医の体験。
 絶え間なくERに運び込まれる瀕死の患者。必死の蘇生医療。年間約200例の肝移植が行われている巨大移植センターの実態を、アメリカに渡って活躍する日本人執刀医が患者との体験を通して綴る。

文章を読む限り、悪い先生ではなさそうです。本の帯に、彼が実際に手術した二人の日本人の子供の名前と写真が入ってましたが、一人は奇しくも最近合併症で亡くなったお子さんです。複雑なキモチ。
脳死が沢山ある国じゃないと、このような移植医療は成立しにくいなぁ、と実感。「脳死は人の死じゃない」*1とか言ってモメているような国では、まだまだ難しいでしょう。

*1:脳死は絶対死んでいると思います。だって脳幹が死んでるんだもん。その診断方法は、熟慮されるべきとは思います。臓器提供するかしないかは個人(や家族)の意志の問題で、また別の次元の話かと。