何をしたいのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000075-kyodo-pol
で、結局何の法案なんでしょうかね。
がん患者を登録して、データを国を挙げて蓄積していくのが医療の進歩につながるのに。プライバシーの問題は、あるに決まってる。だからこそ、「どうやったら出来るか」という観点で物事を進められないのかなぁ。
「推進協議会」は何をするんでしょうか。患者や遺族が、ちょっと前のNHKの番組のように、「こんなヒドイ治療をされた」とか言って文句を言う場なんでしょうか。
癌については、拠点病院に症例を集めて、キッチリ治療するってのが本筋のように思うのだが、国民は、相変わらず津々浦々の病院まで専門医を行き渡らせろ、っていうのが願いなんですかね。

がん法案一本化、成立へ 患者参加の協議会を新設
 与党と民主党は7日、それぞれが衆院に提出した「がん対策基本法案」を一本化した合意案を基本的に了承した。これにより、3党は提出済みの2法案を取り下げ、一本化した法案が今国会で成立する見通しとなった。
 合意案は、がん対策についての国、地方自治体の責任を明記した与党案をベースとしたが、厚生労働省にがん患者や遺族、医療従事者らでつくる「がん対策推進協議会」を設置することを新たに盛り込んだ。
 総合的ながん対策の推進を図るため同案で定める「がん対策推進基本計画」を策定する際、同協議会の意見を聞くとしている。
 民主党案が求めていた、治療や予防に役立てるためのがん患者の登録については、与党側が「趣旨は理解できるが、プライバシーの問題がある」と難色を示したため見送られた。(共同通信) - 6月7日11時26分更新