「医療特区」

福島民報
例のF県です。
勤務先に縛りをかけて奨学金を出すことで、志願者が増えるかどうか、というのは、ポイントの一つだろう。医療の現場を知ってしまった人なら、自由に勤務先を選べない大学へ進学するのは不利だと思うだろうが、どうしても「医師」になりたい人はどういう枠であっても入学したいだろう。入学後の成績がいいとか悪いとかいうデータもしっかり取って欲しい。
大学入試のことだけ言えば、前期・後期と分けたのはいいが、後期入学の方が敗者復活の様相を呈している上、入学後の成績も悪かったりして、結局また一発勝負に切り替える大学も出てきているらしい。ただ、大学の先生に聞いたところでは、大学進学後の学業成績は、入試の成績よりは、高校からの内申点との方が相関が高いらしい。だから、地方大学は、地元の高校の優秀な学生を推薦で囲い込むのがいいのではないかと思うが。

特別枠で福医大定員増/「特区」設定県が提案 県内定着へ学資貸与/医師確保
 県内の医師不足を解消するため、県は都道府県独自の判断で医科大学の入学定員を決定できる構造改革特区を新たに設けるよう、今月中にも国に提案する。提案が認められれば、福島医大に新たな特別枠を設けて入学定員を増員する。卒業後、県内の公的医療機関に勤務することを条件に修学資金を貸与。医師の県内への定着を図りたい考えだ。13日の国の施策などに対する提言・要望活動で、県が明らかにした。