第三者機関

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060823-00000101-yom-soci
第三者機関は公平かを、結局誰が判断するんだろうね。
前のエントリでも書いたけど、医者寄りの結論が出ればマスコミに叩かれるだろうし、患者寄りの結論が出れば医療側の文句が出るのは目に見えているよ。だから、国が、この機関の正当性と、その後の刑事訴追の免除を規定して頂かないと、正しい情報も出てこないんじゃないだろうか。しかし、

患者側が病院の説明に納得できない場合は、民事訴訟を起こすか、捜査機関が立件するのを待つしかないのが現状だ。

訴訟・立件しても、真実が明らかになるわけではないのでは。まあ、説明に納得するということと、真実を知ることがイコールでないことも多い。医師・患者関係に限らず、企業・ユーザー、ときにクレーマーとの関係は、相手が自分に都合のいいことを言ってくれないと納得しない、ということはよくある。それが真実でなくとも。

医療不審死、厚労省が08年度にも究明機関設置へ
 医療行為中の不審死(医療関連死)について、第三者機関が原因を究明する仕組みを構築する作業が、来年度から本格化することになった。
 厚生労働省が、外部の専門家による検討会を来年度に設置することを決めたもので、早ければ2008年度にも新制度がスタートする。厚労省では昨年から、5年計画で第三者機関による死因究明のモデル事業を進めており、その実績をみて検討を始めることにしていたが、患者、医療機関双方からの要望の高まりに応え、検討作業を前倒しすることにした。
 厚労省では、医療関連死の数を年間1万件前後に上るとみている。しかし、公的に死因を究明する制度はなく、患者側が病院の説明に納得できない場合は、民事訴訟を起こすか、捜査機関が立件するのを待つしかないのが現状だ。(読売新聞) - 8月23日3時4分更新