「無資格助産行為」なる問題。

横浜の病院で起きた問題。別に全国どこでも起こっているけどね。関連記事は長くなるので、リンクで失礼。
mariboo's blog: モルディブ旅行記2006 (1)リゾート決定まで
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/08/post_d6f6_14.html
その他たくさんのブログがありますが、特によく訪問させて頂いているところにしておきます。
ツッコミどころは満載なんですが、まずは

知識のある助産師よりも自分の指示によく従う看護師の方が使いやすいと考えている産科医師もいる。

知識と「経験」の豊富な助産師なら、医師の方が言うことを聞きますよ。少なくとも私は。中途半端に自己主張して最後まで責任を取らない助産師もいるですよ。医師として、自分の納得のいかない医療行為を助産師にされて、最後は医師が責任をとるんだったら、最初から医師が自分の納得のいく治療方針で進めたいと思うのは問題でしょうかね。そういう意味で、上記引用文は中身の薄い一文だよな。

さて、看護師による内診が違法かどうかという議論もありますが、この際、ちゃんと明文化して下さい。厚生省の通達とかいうんじゃなくてね。あと、分娩件数あたりの助産師の適正配分数も、医師の数と同様にちゃんと決めて下さい。そのうえで、ルール違反は捕まえて下さい。何かよくわからん解釈の分かれるような法律で、警察が動くのは止めて欲しいです。ま、産科医療を崩壊させたいという国の方針なのだとしたら、まあそれはそれでイイですけど。
あと、全国の産院は、助産師が足りてないところは、十分な数を雇うか、さもなくばどんどん分娩を止めましょう。そしたら、どういう状況なのかが明らかになってよいと思います。そうでなくても、どんどん分娩出来る施設は無くなってますけどね。ここで変に国に逆らったりしても国民からは支持を得られませんから、お上の通達に従うとこうですよ、ってのをハッキリ示して、その上で国民の皆様にどうするか決めて頂いた方が、この国のためになるのではと思いますが、どうでしょう。