自分でやったらいいのに。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070110-00000077-sph-base
代理人交渉って、どうなの? 伝言ゲームになると、意志って伝わりにくいよね。こういうのって、システムをちゃんとわかってる人(代理人にしても、依頼人にしても)がキッチリやらないと、かえってこじれるだけのような気が。代理人って弁護士じゃなきゃいけないの? アメリカのMLBとか、ヨーロッパのサッカーみたいな代理人でもいいのでは。例えば、OBとかね。選手のキモチがよくわかる、みたいな。よほど選手と代理人の弁護士がキッチリとコミュニケーションをとってないと、こういう風にこじれていくのでは?
<追記>別の記事では、各球団の反応が。ヤクルトすごいよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070110-00000000-spn-spo#

 ▼ヤクルト多菊球団社長 ああいうタイプの選手はウチはいらない。

みんなそう言いたいのかも知れないけど、よく言ったなぁ。

以下は記事。

ノリ退団…オリ「慰留断念」にやめるとは言っていないで泥沼
 ドタバタの退団劇だ。契約更改交渉が難航していたオリックス中村紀洋内野手(33)が9日、退団することになった。この日、代理人の茂木立(もぎたて)仁弁護士(39)が臨んだ5度目の交渉後、球団と中村サイドの見解が衝突。「慰留を断念」と事実上の退団を表明した球団側に対し、ノリ本人が芦屋市内で緊急会見を開き「まだ交渉中。退団申し入れはしていない」と反発。さらに球団側が再交渉に含みを持たせる二転三転のドタバタ劇。しかし、もはや両者の修復は難しく、残留の可能性はなくなった。
 泥沼交渉はどこまで続くのか。午後8時15分、渦中の中村が、緊急会見を開いた。「インターネットで見てびっくりした。何言うとんねん、と」
 この日、球団では午前11時から5度目の契約更改交渉が行われた。代理人の茂木立弁護士によると「本人の意思でこれ以上オリックスでプレーするのは難しい、ということを伝えた」。これが退団の申し入れかどうかという認識の差が、ドタバタ劇の幕開けだった。
 交渉後に会見した機谷(はたたに)俊夫代表(44)は「最終的にどうしてもオリックスでやれない、ということだったので、残念ながら慰留断念を伝えた」と説明。中村側が退団を希望し、球団が応えた形の球団発表に、夜になって中村本人が「全然違う。申し入れしていない」と猛反発したのだった。
 昨年12月12日の第1回交渉以来、公の場に姿を見せた中村は「トレードの話は球団から出た」と反論した。今月5日に機谷代表、宮田典計査定担当(52)、長村裕之球団本部長補佐(48)と神戸市内で直接会談した際に、トレードを切り出されたことまで明かした。
 すると、午後11時過ぎ、機谷代表が球団内で再び会見。「選択肢のひとつとして、そういうような(トレードの)話があったかもしれない」と説明した。さらに「一度こういうことになったからと言って(交渉を)閉ざすつもりはない」と再交渉まで示唆した。
 この日、8000万円ダウンの1億2000万円と見られた下交渉での提示額が、実は1億2000万円減の8000万円だったことも判明。中村は「まだオリックスの一員」と交渉中を強調したものの、感情的なもつれから、もはや残留はあり得ない状況だ。
 ノリは左手首のけがを押して85試合に出場したことに「(故障続きの)清原さんと2人が抜けるわけにはいかなかった」と主張。左手首を手術した昨年9月29日にチーム関係者が同行しなかったことで球団の対応に疑問を抱いた。「球団の姿勢が変わらなければ、手を挙げてくれるならそっちに行きたい」中村は移籍願望も口にしたが、国内球団で獲得に興味を示す球団もない。かつての5億円プレーヤーの未来に暗雲が垂れ込めた。

 ◆中村 紀洋(なかむら・のりひろ)1973年7月24日、大阪・淀川区生まれ。33歳。渋谷高から91年ドラフト4位で近鉄入団。本塁打王1度、打点王2度、ベストナイン5度を獲得し、2001年には4番として、リーグ制覇に貢献。00、04年には五輪に出場。05年にポスティングシステムにより米大リーグのドジャースに入団したが、メジャーでは17試合の出場に終わった。その年のオフにオリックス入り。日本での通算成績は、1468試合に出場し、打率2割6分5厘、319本塁打、961打点。家族は浩子夫人と3女。180センチ、92キロ。右投右打。

ノリがオリックス退団…移籍先は難航
 オリックス中村紀洋内野手(33)の退団が9日、決定的となった。大阪市内の球団事務所で代理人の茂木立仁(もぎたて・ひとし)弁護士(39)が契約更改交渉に臨んだが、話し合いは決裂。残留の意思がないとする中村側に球団側も慰留しない方針を示した。夜には中村側、球団の双方が緊急会見を開く泥仕合に発展。国内でのプレーを希望する中村はトレードか自由契約になる見込みだが、移籍先探しは難航しそうだ。
 このオフ、5度目の交渉は決裂し中村の退団は避けられない状況になった。午前中の交渉で、中村は代理人の茂木立弁護士を通じ「もう、この球団ではプレーできない」と退団を申し入れた。機谷(はたたに)球団代表は「残念だが慰留を断念する」と了承し「オリックスに気持ちのない選手に残ってもらっても、期待できないと判断した。営業面に影響がないと言えばウソになる。前川に続いて、またオリックスかとも言われるだろうが、今季の結果を見てもらうしかない」と続けた。
 お互いに不信感を抱くきっかけは契約更改の下交渉で、球団が年俸2億円から野球協約が定める減額制度(40%)を超える1億2000万円減を提示したことだった。しかし、茂木立弁護士は「金額の問題ではない」とし、左手首痛を抱えながらも清原欠場の時に強行出場した点を強調。その後も意見は食い違いを見せ、自由契約を求める中村側に球団側は「来季も必要な戦力」と慰留と釈明に努めたが、2度目の交渉からは中村の不在が続き、溝は深まった。
 ところが、夜になって再び事態は大きく動いた。中村は「球団の言っていることに間違いがある」と午後8時30分から芦屋市内のホテルで緊急会見を開き「こっちから退団を申し入れたことはない。まだ交渉中という認識」と断言。1月初めに球団側と直接交渉を行った事実を明かし「査定方法の見直しを求めてきたが、改善されない。球団から愛を感じない」と話した。昼の会見で退団を申し入れたと話した茂木立弁護士も「自由契約かトレードという認識にはなったが、まだ結論は出ていない」と急にトーンダウン。その後も“釈明”に追われた。
 これを受けて機谷代表は再度会見を開き「どういうことを目指しているのか分からない。オリックスに残る選択肢がなくなっているということは、お互いの認識として持っている」と困惑顔も「話し合う用意はある」と交渉再開に含みは持たせた。しかし、このまま退団となることは必至の情勢で、今後はトレードか自由契約となる見込み。だが、米球界から復帰した昨季、85試合で打率・232、12本塁打に終わった中村の獲得に動く球団は国内にはない状態。中村はメジャーに再挑戦する選択肢も残しているが、最悪の場合、引退に追い込まれる可能性さえ出てきた。

 ≪他球団の反応≫
 ▼日本ハム藤井球団社長 獲りません。(小笠原の穴も)若手を育てていく球団の方針にそぐわない。
 ▼ソフトバンク角田球団代表 ウチは全くないよ。
 ▼ロッテ瀬戸山球団社長 保有権があることなので今の段階では何も言えない。
 ▼楽天山下編成本部長 楽天が1年目であれば(獲得の)可能性はあったかもしれない。だが球団の育成方針、ポジション的なこと、去年の故障のことを考えると可能性はない。
 ▼阪神沼沢球団本部長 獲る気はありません。(岡田)監督も答えは一緒でしょう。
 ▼巨人清武球団代表 獲得の意思はありません。
 ▼ヤクルト多菊球団社長 ああいうタイプの選手はウチはいらない。
 ▼横浜亀井チーム運営部専任部長 ウチには村田と吉村という売り出し中の三塁手一塁手がいる。確かに華はあるけど、その2人には勝てないでしょう。