もうひといき。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000006-yom-soci
大雑把に言えば、250分の1の死亡率(→単純計算で10万人に400人)を10万人に6人にまで減らしているんだから、10万人について394人を助けてるわけで、産科医の努力をもう少し讚えてもらってもいいところだと思う。だが現実は、その亡くなってしまった6人について、関わった医師を訴訟したり逮捕したりするわけで、「世間は訴訟という形で評価した」になってしまうわけだな。
多分、この妊産婦死亡率は、今後上昇していくんだろうな。それが政治の選択なんだから、止めようがないのだけれど。

出産時に命の危険、年間2300人の妊婦が遭遇
2月17日20時8分配信 読売新聞
 出産時の大量出血などで母体に緊急治療が必要なケースが少なくとも年間2300件以上あり、これに基づく推計で出産の250件に1件の割合に上ることが、日本産科婦人科学会周産期委員会(委員長・岡村州博東北大教授)の調査で判明した。
 妊産婦死亡については国の統計で10万人に6人とまれなことが知られていたが、生命の危険にさらされる妊産婦が多数に及ぶことが初めて明確に示された。
 調査は昨年、全国の同学会卒後研修指導施設と救命救急センターの計998施設に対して実施。2004年に出産した妊婦で、妊娠出産に伴い、重い意識障害や多臓器不全、脳出血、子宮破裂、肺そくせん、2000cc以上の大量出血など、生命に危険があると判断した数と症状についてアンケートした。