そろそろ出て来た

いよいよこの新聞でさえこういう記事を書くようになりましたが何か?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070403-00000013-mai-soci
内容自体は医療従事者が叫び続けていたこととあまり変わりないのだがね。そろそろ本気で考えて欲しいんだけど。
以下は記事。

毎日新聞調査>手術待ち「延びた」3割 医師不足鮮明に
4月3日3時5分配信 毎日新聞
 全国の大規模病院やがんセンターを対象に、毎日新聞が患者の手術待ち期間を調査したところ、回答した病院の3割以上が「5年前と比べ待機期間が延びた」と答えた。医師不足や患者の増加が原因で、待機中に症状が悪化した例もある。日本と同じ低医療費政策を続けて医師不足が深刻化した英国では90年代、手術待ち期間が大幅に延びて患者が死亡する事故が発生した。日本でも同様の事態を懸念する声が出ているが、それを裏付けるデータが明らかになったのは初めて。
 調査は今年2〜3月、全国のベッド数500床以上の病院と「全国がん(成人病)センター協議会」加盟のがん・成人病センターを対象にアンケート形式で実施。計388病院(精神病院や療養所などを除く)のうち、113病院(29%)から回答があった。
 その結果、最近5年間の手術待ち期間の変化について、一診療科でも「延びている」と回答したのが41病院(36%)あった。理由(複数回答)は、麻酔科医の不足が34病院で最も多く、手術室の不足も32病院あった。以下▽麻酔科以外の医師不足26病院▽看護師不足22病院▽空きベッド不足21病院▽患者の希望14病院▽患者の増加10病院――と続いた。
 手術待ち期間の平均については、1カ月と回答した病院が最も多く、長い病院では2.7カ月。がんに限ると0.5カ月が最も多く、1.5カ月に達した病院もあった。
 手術待ち期間が長引いたため、症状が急変して緊急手術が必要となるケースも出ている。関東地方の病院では、約2カ月の待機中に症状が進み、咽頭(いんとう)がんを切除できなくなった患者もいた。
 岐阜大病院は「中小規模の病院で外科医や麻酔科医が不足し、患者が大規模病院に集約されることは避けられない。今後も手術待ち期間を短縮することは困難」と回答した。香川大病院の臼杵尚志手術部長も「外科系医師の極端な不足が目の前に来ている。英国のように、がんの手術でも数カ月待ちといった状況になるのは明らかだ」と指摘。医療費や医師数を増やす必要性を訴える意見が目立った。【まとめ・五味香織、田村彰子】