授業料

前から多少話題には上ってるこちらの件。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070523-00000103-mailo-l05
典型的な詐欺にありがちな内容のような気が。あるいはマンション購入時とかね。「人気のマンションですので、いますぐ手付けを打たないと他の人に売れてしまいますよ」みたいな感じ。まあこの女性医師、ってのも脇が甘いっていうか、詐欺に加担してるも同罪だろうけど。もしかしたら、「みんなやってること」なのかも知れないが、それにしても目立たないようにやらないとね。
「『医療コンサルタント』を名乗る男性」って書き方も、この記事をいっそうアヤシくしてるよな。ま、過疎地の役人さんが見事に騙された(?)ということで、全国に警鐘を鳴らすいい一例かと。高い授業料だったけどね。
以下は記事。

男鹿みなと市民病院:非常勤内科医、実は公務員兼職−−勤務4日で解雇 /秋田
5月23日12時1分配信 毎日新聞
 ◇仲介者に報酬693万円、医師不足解消が裏目
 男鹿市立「男鹿みなと市民病院」(下間信彦院長)が医師不足の解消を図るため、非常勤の内科医として採用した女性医師(30)が防衛省医官と判明し、国家公務員法の兼職禁止規定に抵触するとして、今月1日付で辞めさせたことが分かった。医師は4日間しか勤務しなかったが、病院側は医師を紹介した仲介者に報酬693万円を支払っていた。
 病院によると、医師とは今年3月、市助役(当時)の知人から紹介された東京都の「医療コンサルタント」を名乗る男性の仲介で4月から1年間の期間で契約した。勤務は2週間のうち連続3日間(約50時間)で、報酬は勤務3日間で50万円。身元に関する情報を受けて院長が今月1日、確認したところ、医師が兼職を認めた。
 身元確認をしていなかった病院側は「男性から『すぐに契約しないと医師に逃げられてしまう』と言われ、信頼してしまった」と釈明している。
 病院は昨年3月末で常勤医師5人が退職し、医師数が半減した。【津村豊和】