エイゴ漬け

そういう名前のソフトの話ではないです。持ってるけど。
実験なんてのは、やり方を覚えてしまえば、後は誰とも話をしなくても出来ることが多いので、ぱったりエイゴを話さなくなるわけですよ。家に帰っても独り言をエイゴでつぶやくでもないし。外へ出よう、と思って、夕食を外食してみたりしても、一人で行ったって店の人とそんなに沢山話すわけじゃないし、散財してしまうだけに終わることも多い。
そんな私に、summer studentなる学生がつきましたよ。平社員から兵隊持ちになりましたよ。夏期間だけだけどね。大学卒かと思ったら、高校をついこの間卒業して、この9月から大学へ行くっていうピチピチの18歳ですよ! まあ、仮にA君と呼ぶことにしますけど、A君、まじめだよ。だって、高校卒業しました、大学決まりました、夏休みです、日本の18歳なら、間違いなく遊びまくりでしょ? 何を好んで研究所で研究の手伝いをすんねん? でも、アメリカの学生は、そういうの一つ一つを経歴にしていって、履歴書に書き込んで行くんですよ。この彼も、これまでの高校での2回の夏休みも、別のラボの手伝いしてたって書いてあったわ。そうやって、大学へ行き、実績を積み、そしてLaw schoolやMedical schoolへと、一つ一つ階段を上っていく訳ですな。一夜漬けで勉強して、階段なんかすっ飛ばしたせいで積み上げたものが何もない私なんかにゃ考えられない世界ですよ。
で、その彼に、いろいろ指導しなきゃならないもんで、ひたすらエイゴ喋り続け。これはいいトレーニングになるわいな。でも、今は一方的に喋るだけなもんで、肝心の「人の話を聞いて答える」というトレーニングは、まだ出来てない。彼を練習台にして、エイゴの勉強も頑張るべし。