マーラー強化年間

週末は地元オケのシーズン最終シリーズ。千秋楽(?)に行く。プログラムは

HAYDN - Symphony No. 85 in B-flat major, "La Reine"
ADAMO - Four Angels for Harp and Orchestra World Premiere
MAHLER - Symphony No. 1 in D major

開演時間ギリギリに到着。トイレに行ってたらチャイム鳴る。アブナイ。オープニングはハイドン。編成は5-5- 4-3-2, Fl1, Ob2, Fg2, Hr2。こういう曲は、ちょいと眠くなるくらいの演奏がいい演奏だと思うが、無事に安眠。スッキリとしてていい演奏だったと思う。曲の冒頭で、場内放送のスイッチをOffにし忘れてたのか、スピーカーからノイズが出続けていたのが惜しい。
中プロは世界初演の曲。現代音楽。編成は、8-7.5-6-6-4, Fl2, OB2 Cl2 Bcl, Fg2 Cfg, Hr4 Tp2 Trb3 Tub1 Timp1 Perc3, Pf Celesta, Harp (Solo)。でもまあ、何でこの現代音楽ってやつは不可思議なリズムと不協和音、特殊な奏法と多くの打楽器を使いたがるんだろうね。スタンダードな編成で、クリアな和声とメロディーで勝負することはもうムリなんだろうか。全4楽章。第3楽章はメロディーラインも存在して落ち着いてて聴きやすく、第4楽章は現代っぽくもまだ旋律の欠片が存在していたが、第1・2楽章はまさに現代音楽。客席からも失笑。でも、曲の終わった後の挨拶に作曲者が出てくると拍手はしてたけど。ブラボーは無かったような。
メインは「巨人」。編成は、8-7.5-6-6-4, Fl4 (Pic2), Ob4 (Engl), Cl4, Fg3 (Cfg), Hr8 (7+1?), Tp5, Trb4, Tub1, Timp8台を2人、Perc3, Harp1。先日、自分の演奏会で第2楽章をやったもんで、耳慣れてる、というか、ちょっと勉強していったので、楽しく聴くことが出来た。ライブはやっぱりCDよりは迫力があっていいが、完璧な演奏ではないので、今度ウィーンフィルとかで聴きたいところだ。曲がそれなりに(てかメチャクチャに)盛り上がるので、最後はブラボー。でも、最後の答礼を与えるところでは、Trpのトップの人は個人では呼ばれず、金管後列(Tp, Trb, Tub)一括だった。勝負の世界はキビシイな。
個人的には、2007年をマーラー強化年間(?)にしていて、9月には5番も聴く予定にしてる。惜しまれるのは先月聴いた2番で、イマイチよくわからんまま終わってしまった。帰国までにどこかのオケでもう一回、2番を聴きたいな。今、次のシーズンのプログラムが出揃いつつあるところなので、いろいろ検索中。
一応これが、このオケにとっては今シーズン最後のコンサートとなる。 アメリカのオケはこれから、徐々にサマーシーズンに入っていくのだ!