業界としての医療界

某巨大掲示板にて発見。まあいろいろ問題もあるかも知れないですけど、かなり納得出来る意見。
東大大学院受験blog:医学部に行った人の話
メッセージ

(前略)
 そのようにして頭のいい人の一定割合が、勘違いして医学部に行ってしまうわけなのですが、(冒頭の例の××君もそうですね。)個人的には頭のいい人、知的なことをしたい人、野心のある人は医学部にはいかないほうがいいと思います。


理由1 働く職場の環境として
 医者の働く病院は、理系メーカー勤務に似ていた周りは看護婦・患者と、自分と比べると知的水準が劣る人であったり、弱者ばかりです。他のビジネスシーンに比べて知的に切磋琢磨する機会が少ないのは事実です。


理由2 野心の観点
 病院はその性質上、営業や宣伝はしにくいです。お金を稼ぎたいのであればビジネスフィールドのほうがいいのは明白です。おそらく東大医学部よりも東大経済学部にいった人間のほうが、(ただしここで東大経済のコミュ力0な人間は除く)平均的な給料は高いと思います。手術の料金もなぜか日本では一律ですし、完全な共産主義です。、保険診療である限り、いくらうまくても高い手術料はとれないわけです。自分に自信がある人間はそういう意味で割りを食う可能性が高いと思います。一方コミュ力0は就職の際確実にうまくいかないでしょうから、そういう人間は医学部が向いていると思います。向上心がない人もよいのではないでしょうか。共産圏なので。


理由3 頭をつかうかという観点について
 特に外科医などそうだと思いますが、頭を使うというか、完全な肉体労働者だと思います。3,4時間立ちっぱなしの手術は当たりまえ、夜でも急に呼び出される、それでいて昨今の妙な患者の権利意識。。。
 手術にしたって問われるのはうまさというより、ミスをしないということです。そもそもチャレンジングな環境ではないのです。頭のいいもやしっ子には全然向いてないのです。
 頭を使いたいのであれば、それこそ学者になったほうがよいでしょう。
(後略)

まあどうかな、と思う表現もありますが、大筋として、現代の医療を見抜いていると言えるでしょう。今の日本において、医療を取り巻く状況を考えると、本当にアタマがいい、というか、能力の高い方は医療業界で歯車の一つとして働くよりは、研究者になって多くの命を救う方向か、別の業界で日本を救って頂いた方が、能力の無駄遣いにならなくていいかと思わざるを得ない状況なんじゃないかと思いますが。