ピアノの森

今回の滞在中に見たい映画が3-4本あったのだが、予想以上に多忙だったため、結局1本しか見られず。その1本がコレ。アニメ映画。原作は御存知の通り連載中の「ピアノの森」。「のだめカンタービレ」もそうだが、現在連載中のものを、どこまで取り出してやるのか、というのは重要な問題で、今回の映画もちょっと納得いかない幕切れであったが、台本上はまあ仕方がないかと納得。個人的希望としては、一ノ瀬海が大きくなってから誉子の家にバイトで調律に行く話とか、進学校に通って必死の努力をしているあたりをサラッと描いて欲しかったし、M響関係のコンクールで誉子と再会するあたりも見たかったが・・・・
声の出演の方々には特に違和感なし。まあまあ見やすい作品になっているのかと思う。阿字野先生が自分のピアノに再会して慟哭するところは、なかなかに涙腺を刺激する。ただ全体的に、もう少し盛り上げられないのかな、という印象。