もう乗りたくない航空会社

週末のTanglewood行きには、往復飛行機を使ったわけだが、最近は大手だけではなくてアメリカの様々な航空会社を利用してみている。その流れで、今回はAirTran Airlinesを利用したわけだ。もちろん初めて。
往路、Boardingのとき、まあ国内線だからゲートに10分前に着けばいいかと思ってて、実際には20分前に着いたので余裕じゃんと思ってたら、「お席の決まってる方の最終コールです」とか言ってる。どうやら、その後は空いた席にどんどん詰め込んで行くらしい。慌てて乗り込む。Web上でチェックインする時にガラガラだったとしても気は抜けないということですな。で、Boston到着時、着陸の瞬間、後輪が接地した後、バウンドしてもう一回着地、ってことはよくあると思うんだけど、そのバウンドがあまりに大きくてショック。これまでに乗った航空会社のパイロットのウデが良かったからこれまでそういう経験が無かったのか、航空機の機種の特性なのかは不明。でも、往路だけでもあまりいい印象ではないことは明らか。
復路、今度は十分に余裕をみて1時間前にゲートに到着するも、何だか待ち合いの雰囲気が尋常ではない。1時間前に出発してるハズの人たちがまだいるのだ。聞けば、目的地の天候不良のため、機材が来なかったり飛び立てなかったりいろいろらしい。これは長期戦、待ち合いのイスを確保してうたた寝すること2時間半、どうやら私の便の欠航が決まったようだ。今日はもう飛ばないから明日の朝の便の予約を、とか不吉なことをいろいろ言ってる。こういう時はまず状況判断。この中で、誰に言えば一番スムーズにコトが運ぶか、どの便が飛ぶのか。どうやら、私の前の便と後の便は、4時間遅れながら飛ぶらしい。こういう時は、単身旅行は有利だ。おまけにCheck-in luggageも無いから、空席があれば滑り込むのには一番有利と言えよう。で、横ではアメリカ人の姉さん(欠航便の乗客)がすごい口調で苦情をまくしたててる。何でも自分の権利を主張すればイイ、と思ってるのかも知れないが、相手も人間、何だかイヤそう。そりゃそうでしょ、係員のせいで欠航になってるわけではないもの。そんな中、私はシンプルに、「欠航した便の乗客ですけど、預け荷物もないし、座席一つくらい空いてません?」と聞いてみる。すると、「みんなそう思ってるのよ」と同情的な返事。悪印象を与えないことだけに留意。
そのうち、私の前の便の乗客のBoarding開始。近くで状況を見守る。すると、空席に欠航便の乗客を案内するかも知れないから、係員に知らせろ、と言う。最前列で待機。前の便の乗客のBoarding終了、空席状況は係員には明らかになる。で、「誰か乗りたい人〜」みたいな感じになったとき、素早く滑り込む。件の苦情姉さんもいたけど、私の方が一歩早かった。で、うまいこと空席に滑り込む。それでも、空席は一つしか無かったみたいで、私の後にboardingしてきた人はいなかったもので、大変luckyだったと言えよう。
飛行機がboarding bridgeから離れて、いよいよ離陸かと思ったら、誘導路の途中に何機も飛行機があって、私の乗ってる飛行機もしっかりと停止。聞けば、東海岸一帯の天候不順で、New Yorkあたりの便も遅れが出てて、空が渋滞してるらしく、なかなか離陸許可が降りないとのこと。離陸は30分後になります。従いまして、携帯電話、パソコンの電源を入れて頂いて結構ですので、お客様のビジネスの続きをどうぞ、とか言ってる。まあ私は寝るだけですが。
そんなわけで、4時間遅れで何とか目的地に到着。それでも、この便にさえ乗れなかった乗客たちは、さらに2時間後の便に乗って帰って来たようで、お疲れさまとしか言いようが無い。
それぞれの要因は、この航空会社に起因するものでは無いんだけど、なんだかすべてがあまりいい印象ではないゆえに、多分この会社の路線は二度と利用しないんではないかと。前にも、American Airlinesに乗ってdelayだったもんで、もうAAには乗りたくないと思ってるもんですが、そんなことを言ってると、アメリカで乗れる航空会社が無くなってしまう予感。来月は、さらに別の会社を利用するから、楽しみというか恐怖というか。っていうかアメリカにはいくつ航空会社があるんだ?というツッコミより、私はどんだけ遊び回ったら気が済むんだ?というツッコミを恐れないでもない。