空きベッド攻撃

Yahoo!の動画ニュースを見ることが出来た。海外にいても見られるんだな。コンテンツによっては海外のIPは撥ねられるんだけど。IPで排除されなくても、次はMacだってことで排除されることも多いんだけど。
各局の反応は以下の通り。

妊婦死産 原因究明などの検討委立ち上げへ

 奈良・橿原市の妊娠中の女性が、救急搬送中に死産した問題を受け、奈良県は30日、検討委員会を立ち上げることを明らかにした。

 妊娠7か月の女性(38)が、奈良県大阪府の9軒の病院から相次いで受け入れを断られ死産した問題を受け、奈良・荒井正吾県知事が30日夜、会見を開いた。荒井知事は「不幸な結果を招いたこと、県民の皆様に不安を与える結果になったことを大変申し訳なく思っている」と述べた。

 奈良県は、来週中に原因究明と再発防止のための検討委員会を立ち上げることを明らかにした。座長には荒井知事が就き、医療関係者に国や大阪府を加えた約20人のメンバーが11月までに再発防止策をまとめる方針。

奈良県のことに、最初から「大阪府」が入ってるところが現状をよく表しているな。

妊婦流産、「受け入れ断っていない」

  • JNN(TBS系) - 30日(木)19時47分 - 社会

 29日、奈良県内の女性が11の病院に受け入れを断られた上に流産した問題で、最初に受け入れを断った病院の産婦人科の責任者が、JNNの単独インタビューに答え、「受け入れを断ったつもりはない」と話しました。

 「決して拒否はしてません」。JNNの単独取材にこう証言するのは、奈良県立医大病院・産婦人科の責任者、小林浩教授です。

 29日午前3時前、奈良県橿原市の38歳の女性が腹痛を訴え、救急車で搬送されました。女性は妊娠していましたが、11の病院に受け入れを断られ、およそ3時間後に自宅から40キロ離れた大阪府高槻市の病院に運ばれたものの、流産しました。救急が最初に受け入れを要請したのが奈良県立医大病院でした。

 「『緊急手術が入ったので診ることができない』と。(Q.直接やり取りしたのか?)そうです、そうです、私です」(病院に電話した消防隊員)

 奈良県は29日の会見で担当医が処置中で対応できず、ベッドの空きもなかったと説明していました。

 「産科のベッドの空き状況は満床でした」(奈良県の会見、29日)

 ところが、30日になって病院側は、最初に受け入れを打診された午前3時前には空きベッドがあったと説明を一転。その上で産婦人科の責任者が、当時の経緯について初めて取材に応じたのです。

 「『今、処置中なんで後で電話して欲しい』と言っているだけで、『受け入れない』とは言ってない。救急隊員、事務職員、医者が入れば、ニュアンスが伝わらずに伝言ゲームになる」(奈良県立医大 小林 浩 教授)

 奈良県では、去年にも妊婦の受け入れが遅れたため、出産後に死亡する問題が起きています。

 一刻を争う救急医療の現場で、新しい命の誕生を左右したのが情報伝達の不備だったとすれば、患者の怒りと悲しみは一層募るばかりです。(30日17:37)

何か奈良医大の言い訳に聞こえるような記事の書き方だよな。

妊婦死産「医療制度の欠点」〜与謝野氏

 与謝野官房長官は30日、奈良県の妊婦が病院の搬送先が見つからず死産した問題について、「日本の医療制度の欠けている点であり、残念だ」とした上で、厚労省で対応を検討することになると述べた。

 この問題は、奈良県の妊婦が29日、搬送先の病院が見つからない上、大阪の病院への転送途中に交通事故に巻き込まれ、病院への到着時には胎児が死亡していたもの。

 与謝野長官は「残念で悲しい結果だ」とした上で、「現在、厚労省で出産に関する体制の整備を検討している」と述べて、政府として対応を急ぐ考えを明らかにした。

「日本の医療制度の欠けてる点」じゃなくて、「日本の道徳教育の欠けてる点」だと思う。何がどう、ということは御想像にお任せしますが。

奈良・妊婦死産問題 最初に受け入れを拒否した奈良県立医大に空きベッド

  • FNN(フジテレビ系) - 30日(木)12時32分 - 社会

 29日、奈良県の妊娠6カ月の妊婦(38)が9つの病院から受け入れを拒否され、死産した問題で、最初に受け入れを拒否した奈良県立医大には空きベッドがあったことがわかった。
この問題は、29日、奈良・橿原(かしはら)市の妊娠6カ月の妊婦が、9つの病院に受け入れを拒否され、大阪・高槻市の病院に搬送されたが、死産したもの。
 奈良県立医大病院は救急隊から受け入れを打診されたが、空きのベッドが1床あったにもかかわらず、受け入れを拒否していたことがわかった。
 奈良県は29日、会見を開き、「ベッドは1床空いてました。(産婦人科のベッドが1床空いていた?)はい。断ったという意識はないというふうに聞きました」とコメントした。
結局、この妊婦は、通報からおよそ3時間後に、現場から40kmほど離れた大阪・高槻市内の病院に搬送されたが、死産した。
 奈良県立医大では、病院からの照会に限って受け入れ先の病院を探すシステムがあるが、この妊婦はかかりつけの病院がなく、救急隊からの要請には、このシステムは適用していないという。

空きベッドのことしか言及出来ないところが、取材力の弱さを感じるな。

病院に「空きベッド」あった…たらい回しで妊婦死産

 奈良県の妊婦が救急搬送を相次いで病院に拒否されて死産した問題で、救急隊が最初に受け入れを要請した通報現場から800メートル離れた病院には、当時、ベッドが空いていたことが分かりました。

 奈良県橿原市に住む妊娠の女性(38)は29日午前3時前、買い物に出かけたスーパーで腹痛を訴え、救急車に乗りました。消防が受け入れ先の産婦人科を探したものの、奈良県大阪府の病院に相次いで断られ、救急車が大阪府高槻市の病院に到着したのは、通報から3時間後でした。この搬送途中に女性は破水し、胎児は死亡した状態でした。この問題で、最初に受け入れを要請された奈良県立医大付属病院では、空きベッドがあったのに、受け入れを断っていました。別の妊婦の診察中だった当直医が「後にしてほしい」と答えたのを、事務担当者が「受け入れ拒否と判断した」と言い、当直医は「受け入れを断ったつもりはなかった」と話しているということです。
 一方、与謝野官房長官は30日の記者会見で、「医療制度として欠けているところがあると感じている。厚生労働省の対応を見ていきたい」と話しました。

これも同じ。空きベッドがあったら病気が治るのか? 医師の処理能力以上に患者を引き受けなきゃいかんのか? 引き受けたら引き受けたで、それで何か事故が起こった時にはメチャクチャにバッシングするくせに。