先手必勝
東京新聞:全職員を解雇へ 東十条病院「赤字で医師確保できぬ」:東京(TOKYO Web)
【魚拓】東京新聞:全職員を解雇へ 東十条病院「赤字で医師確保できぬ」:東京(TOKYO Web)
スゴイよな。ここまで思い切ってやるとは。
佐藤一幸事務長は「昨年から病院経営が赤字に転じ、医師の確保もできず、正常な医療ができない」と理由を説明した。
んで、
「いつも外来患者で混雑していたので『なぜ』と思った。」
とも書いてある。つまり、外来患者で混雑してる病院でも赤字になる医療費の構造上の問題だから、国策なんだな。病院倒産の流れの前の方にいる病院、ということで。
北区の男性会社員(38)は「自宅から歩いて五分で通えた。転院先はまだ決まっていないが、今後は車を使わないといけないでしょう」と困惑顔。普段からちょっとした風邪などの際にも利用していたといい、「すぐにでも再開してほしい」と期待を込めた。
さりげなくイタイことが書いてあるところが何とも言えない。東京新聞GJ。
以下は記事。
【東京】全職員を解雇へ 東十条病院「赤字で医師確保できぬ」
2007年9月30日
新規患者や救急搬送の受け入れ中止を表明した北区の総合病院「東十条病院」(馬場操院長)が、十月末までに職員全員を解雇する方針を決め、予告通知を始めたことが二十九日、分かった。
同病院の職員は三百数十人に上る。解雇時期は一部が十月十五日付で、残りは同月三十一日付という。
佐藤一幸事務長は「昨年から病院経営が赤字に転じ、医師の確保もできず、正常な医療ができない」と理由を説明した。
この日の東十条病院には、休診を知らせるビラが張られ、訪れた患者らが今後への不安を口々に語った。
脚の靭帯(じんたい)を損傷して週に一回通院している北区の男性会社員(38)は「自宅から歩いて五分で通えた。転院先はまだ決まっていないが、今後は車を使わないといけないでしょう」と困惑顔。普段からちょっとした風邪などの際にも利用していたといい、「すぐにでも再開してほしい」と期待を込めた。
貧血のため訪れた同区の主婦(78)も「いつも外来患者で混雑していたので『なぜ』と思った。事情はよく分からないが、困ってしまう」。乳がんの疑いで腫瘍(しゅよう)切除の手術を十年以上前に受けて以来、毎年検査を受けている埼玉県久喜市の主婦(32)は「ビラを見てびっくりした。かかりつけの先生が信頼できるので通っていたのですが」と話していた。