医療はコンビニではない

3K新聞が何となく医師寄りの記事を書いてみた1例。でも寄り切れてない。他で取り上げられていたら気付かなくてスミマセン。
【風】医療はコンビニではない(産経新聞) - Yahoo!ニュース 魚拓

男性は、開業医もほとんどが10年、20年と病院勤務を経た上で開業している“勤務医OB”だとした上で、≪どんなに忙しい救急医でも、ごく一部の医師を除けば24時間、365日拘束される勤務医なんているわけはない≫と反論する。

「勤務医OB」でない開業医さん、時々いるみたいだけど、医療としてはどうなのかな。それよりも、記事中、「だとした上で」ってことは、この発言を信じてないんでしょうかね。「と反論する」が何に反論してるのか読み切れなかった私は国語力が足りないんでしょうか。
ま、【風】とかいうのがどういう体裁の記事かは存じ上げないですが、何とも中途半端な無いようであることは明らかなようですね。記事中の、「先週、医師と患者の関係についての意見をいくつか紹介した」の元記事は多分これかと。
【風】増大する患者の権利意識(産経新聞) - Yahoo!ニュース 魚拓
記事の内容に間違いは無さそうだし、新聞にしてはよく書けていると思うのだが、最後の一文が、

医師と患者の関係を取り巻くこの悪循環が、命を救う“最後の砦(とりで)”とされる救急医療の現場を衰退させているのだろうか。

疑問文でしか終われない記事ってどうなのよ。断言して責任を取りたくないんでしょか。だとしたら、萎縮報道ですな。萎縮医療を非難できませんよ。