地方の医療行政
必死の医療機関 あの手この手、医師獲得合戦(産経新聞) - Yahoo!ニュース 魚拓
さて、「3500万円」で一躍有名になった某病院。記事によれば問い合わせがあるらしい。病院事務のブラフか、ホントにそんなKYな医師がいるのかは不明。「和歌山県新宮市では来年度予算に、医師用住宅5戸の建設費など約3億5000万円を計上した」これにしても、こんだけ金額が明らかになってたら、着任後、「税金で建ててもらった家に格安で(あるいは無料で)住んでるらしい」と嫉まれること必至。この建設費が適切な額かは不明だが、地元の建築業者が多少潤うことはスルーでしょうけど。長野県の「医師確保対策室」に至っては、もうなんだか医師であるというだけで犯罪者みたいですよね。「確保」は感じ悪いって言ってるのに、そういう名前をつけるってことは、そもそも医師の立場に立って物事を考えようとはしてないことの表れでしょ。県民のためのポーズでしょう。
多分、行政と言われる人たちは、本当に医療のことを考えて医療行政を行ってはいないでしょうな。いろいろやってくれてますが、医療崩壊を止めるキッカケにはとてもならないことが実感されますなぁ。この記事のいいところは、最後が
医師不足に悩む地域は必死だが、地域医療問題に詳しい城西大学の伊関友伸准教授は「かつての医療サービスに比べ、現在は医療の高度化や高齢化する患者への説明など対応に手間がかかる。少しぐらい医師が増えたとしても全国的には焼け石に水」としている。
で締められてるところでしょうか。ま、これはWeb版だから、紙上ではどうなってるかは知らんけど。
<追記>紙上じゃないけど、新聞社のWebサイト。good job様に感謝。
お医者さん来てね、給料もいいし、豪邸もあるよ - MSN産経ニュース 魚拓